【02】街の隅の小屋にて
商人「おー、似合う似合う!」
少女「ふわふわだ!かわいい!」
商人「うんうん、わかってるね少女ちゃん。そのふわふわはフリルっていうんだ。かわいいだろ?……いやほんとかわいいな。写真撮っていいか?」
眼鏡「……どうして私は制服なの」
商人「え?不満か?かわいくて好きなんだがな」パシャパシャ
少女「制服……?」
商人「あぁ、北の方の街に魔法学校ってのがあってな。こいつはそこに行ってたんだ」パシャパシャ
眼鏡「……一応、まだ、生徒。あと私まで撮らないで」
少女「へぇー!魔法学校なんてのがあるんだ!」
商人「まだ生徒なんだったら制服でよくないか?」パシャパシャ
眼鏡「……」ムゥ
商人「わぁーった、わかった。ドレスを出すよ。待ってな」ヤレヤレ
少年「あの」
商人「なんだ?」
少年「なんですかこれ」
商人「メイド服だ」
少年「おかしいですよね……?少女ちゃんが前に着てたやつですよねこれ……?」
商人「おかしいことはないぞ。パーティに行ってみろ。メイドさんがいっぱいいるはずだ」パシャパシャ
少年「撮らないでください!!!」
少女「でも、かわいいよ?」
少年「えっほんと?……じゃないです!これは恥ずかしいですよ!というかメイドさんと紛らわしいですから!」
商人「ちぇーっ。わかったよ。タキシードとかあったかなぁ……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます