【03】商店にて
商人「ルビーハーブの花畑ぇ?」
眼鏡「……記録してある」
商人「見せておくれ……ほほう……これは……私でも見たことないな……」
少女「やっぱりツルギさんの力なのかなぁ」
商人「うぅむ。その可能性が高いな。……ところてルビーハーブ、薬屋さんにはもう届けたのか?」
少女「はい!届けました!」
少年「手提げ篭いっぱいくらいの量だけに留めましたけどね」
商人「うん、採りすぎなかったのは正解だね」
少女「ハーブの場所、教えていただいてありがとうございました。私、薬屋さんに少しハーブを分けてもらったんです。風邪の予防にもなるらしいですし、お礼にハーブティー……飲みませんか?」
商人「はっはっは。まぁ記録とはいえ珍しいものも見れたし礼には及ばないよ。でもハーブティーはいただこうかな。ここに長居しようと思ってから宿を出てひとつ部屋を借りたんだ。眼鏡と一緒にな」
眼鏡「……もう少し広い部屋がよかった」
商人「はっはっは。まぁそういうわけでね。……丁度私の部屋にはカップもいっぱいあるんだ。一緒にティータイムなんてどうだい?」
少年「……」チラッ
少女「……!」パァァ
少年「……ふふっ」
「「是非!」」
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