【04】街外れの森にて
少年「それで、この地図かぁ」
少女「そこに染料のきのみがあるらしいよ。マゼンタベリーっていう綺麗な青色のきのみなんだって」
少年「なんだかレッドハーブのことを思い出すけど崖は流石にないよね?」
眼鏡「……少年は崖を気にしすぎ」
少年「崖を登るのは人生に一度で十分だよ……」
少女「流石にそうそう崖を登る機会があるわけないよ」
◆
少女「崖と湖どっちがいい?」
少年「いやだぁぁあ……崖はいやだぁぁあ……」
眼鏡「……ほんとにあるとは」
少年「そもそも今回は崖登りの道具はないよね!?無理だよ!」
少女「えー……」
少年「なんでちょっと残念そうなの!」
少女「ここ登ったらすぐそこなんだよー。あとはこの湖を渡るしか……」
少年「どこかに山道があるはずだよ!」
眼鏡「……仕方ない。私だけ、行く。待ってて」
少年「それはそれで前回もそれでよかったんじゃないかと思えてくるよ」
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