【02】

ウェ……ウェーン……ヒッグ……ヒッグ……


『どうしたのだ?』


『……へ?』


『む。喋る剣など気味が悪いか。すまぬ。私は、勇者の剣だ』


『喋れるの?……すごい!ユウシャノツルギって?名前なの?……長いからツルギさんでいい?』キラキラ


『さっきまで泣いていたのはなんだったのだ……』

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