概要
海と空の青に包まれた世界に生きる、少女とその家族の絆を試す物語。
陸地が文明と共に海底に没した世界。人々は船を住処として海上生活をしていた。
冬海は十一歳の少女。父親の入日、弟の冬馬との三人暮らし。
ある嵐の過ぎ去った夜、冬海は意識の無いまま漂流していた男性を発見し、救出する。
翌日、男性は目を覚ましたが、自分の名前すら覚えていないと言う。仕方無く、彼を三月(みつき)と名付け、共に生活を始める。
冬海は十一歳の少女。父親の入日、弟の冬馬との三人暮らし。
ある嵐の過ぎ去った夜、冬海は意識の無いまま漂流していた男性を発見し、救出する。
翌日、男性は目を覚ましたが、自分の名前すら覚えていないと言う。仕方無く、彼を三月(みつき)と名付け、共に生活を始める。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!大海原を舞台とする海洋考古学ロマン。
陸地のほとんどが海中へ没した未来、人々は先人の築いた文明を遺跡と呼んだ。
大海原に浮かぶ船の上、サルベージを生業とする父《入日》のもと、主人公の少女《冬海》は、弟の《冬馬》と共に暮らしていた。そこへ得体の知れない若い男が漂着する。
理由の分からない親子喧嘩や、記憶をなくし《三月》と名付けられた漂流者の登場など、謎から始まる物語。霧に包まれたような世界が現れるのは、一章の5話目から。
ひねもす海のように、ゆったりと流れる少女の日常を通して、サルベージ船や考古学者の仕事ぶりや、家族の事、漂流者の青年《三月》の事などが丁寧な描写と共に語られて行きます。
潮の香漂うグランブルーストーリー。
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