概要
問い続けろ。求め続けろ。いまそこに、生きて居るのならば。
2200年、初夏――東京はない。
あるのは、胎動するように明滅する、巨大な黄金の繭のみ。
一夜にして存亡の危機に瀕した小国・日本。
その山中に暮らす娘、カグヤ・イヴは、機械に意識を転移できる義弟・サクヤの力を借り、期せずして繭を撃破する。
だが日本にはまだもうひとつ、青い繭が眠っていた。
繭はかつて、南アメリカ大陸の半分を消し去ったこともあるという。
討滅できるのは、世界に5人いるとされる勇士、<アービター>。
そしてそのうちのひとりは、3年前に失踪した養父だった。
養父の行方。なくした記憶。
背中に残る、傷痕のわけ。
それらを求め、カグヤはサクヤとともに、旅に出る。
やがてその目が過去でなく、迫る真実に向いた時――。
終焉への引金は引かれ、ひとりの少女の、そして人類の、夢の終わ
あるのは、胎動するように明滅する、巨大な黄金の繭のみ。
一夜にして存亡の危機に瀕した小国・日本。
その山中に暮らす娘、カグヤ・イヴは、機械に意識を転移できる義弟・サクヤの力を借り、期せずして繭を撃破する。
だが日本にはまだもうひとつ、青い繭が眠っていた。
繭はかつて、南アメリカ大陸の半分を消し去ったこともあるという。
討滅できるのは、世界に5人いるとされる勇士、<アービター>。
そしてそのうちのひとりは、3年前に失踪した養父だった。
養父の行方。なくした記憶。
背中に残る、傷痕のわけ。
それらを求め、カグヤはサクヤとともに、旅に出る。
やがてその目が過去でなく、迫る真実に向いた時――。
終焉への引金は引かれ、ひとりの少女の、そして人類の、夢の終わ
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