平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「二十八 翠令、佳卓の昔の恋を聞く(二)」を投稿しました!
https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393/episodes/16816927860881484188
佳卓が東国統治で実績を上げたという話は、拙作の序盤から翠令がそう聞いているという伝聞で出てきましたが。
ここに来て佳卓が東国にいた頃の自分の体験を語っています。
今回はモデルとなった土地がいくつか出てきましたので、歴史資料を確認したいと思います。
子どもが持ってる山川出版社の「詳説日本史図録第8版」48「大宝律令の官僚制①」の「4 古代の行政区分」を今回の写真に挙げておきます。
尾張の国は今の名古屋のあたりであり、拙作では「尾治国」と表記しております。
佳卓の昔の恋人であった「東国の女君」と「その夫君」がいたのは……。
この「詳説日本史図録」を眺めながら想像していたのは陸奥より北ですね……宮城県や岩手県のあたりをイメージしています。
私は拙作では自分が実際に見聞きしたものを想像の土台としております。残念ながら、東北で私が訪問したことがあるのは、今のところ仙台だけです。なので、「東国」について、具体的には仙台を思い浮かべながら書いております。
(関西在住だと東北にあまりご縁がありません。この時も夫の出張についていっただけです。友人が当時仙台に住んでいたので彼女に会いに。あ、牛タン美味しかったですよw 惜しむらくは飛行機でしたので……陸路の方がいろいろと見聞が広がったかと残念に思っています)。
それから拙作中の「日立国」は「常陸国」です。
平安時代には「親王任国」だったそうで、陸奥の国の近辺で一番格の高い国かな……と思って、頭脳派の役人がいるのはこの国だということにしました。
Wikipedia「常陸国」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E9%99%B8%E5%9B%BD#:~:text=%E5%B8%B8%E9%99%B8%E5%9B%BD%EF%BC%88%E3%81%B2%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E3%81%8F%E3%81%AB,%E3%82%92%E9%99%A4%E3%81%84%E3%81%9F%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%8B%E3%80%82
先にも書きましたが、関西人なので関東や東北については疎くて……。
何かとんでもない間違いをしておりましたら……。
「不勉強だな」と呆れるか、「ファンタジーだから」と大目に見るか、「やっぱりコレは見過ごせない」とご一報くださるか……よろしくお願いいたします。
関西圏であれば、郷土史や日常生活でわりと細かい情報が自然と身に着くのですが、実際住んでいない土地を知ることは難しいです。
コロナが収まれば、旅行はもちろん、短期滞在してみたいと思っております。
いつか東北旅行記をカクヨムで発表できます日まで、末永くお付き合いくださいますよう。