平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「四十 白狼、信頼される」を投稿しました!
https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393/episodes/16816927860993093493白狼が姫君を夜に寝かしつけるという習慣を持つようになります。
決して男女の仲ではありませんが、夜を一緒に過ごすようになります。
で。
思うのですが。
平安時代の照明ってどれくらいの明るさなんでしょう……。
拙作では、白狼と姫君が、日が暮れた後の「寝かしつけ」時にコミュニケーションを取り、そしてお話が進んでいきます。
言葉やその口調は音声ですから支障はないとして、表情とか顔色とかどの程度互いに分かるものなのでしょうかね……。
平安時代には燈台や燭台、燈籠などの照明器具があったわけですが。
それぞれどれくらいの明るさだったのか。
私は、地方都市とは言え政令指定都市以外に住んだことがないので、電気の照明以外はイメージしづらいです。
私自身については、遠い子どもの頃のキャンプファイヤーとかの記憶を辿るしかないですね……。
Twitterを始めてみると、平安時代の装束や道具を実際に再現する方々をお見かけします(初めて見た時には、こんな人生の楽しみ方もあるのか!と感嘆致しました)。
夜の明かりについても動画で実験した様子をご披露して下さる方もいらっしゃいました。
灯火の近くであれば表情など見ることができるようです。
また、宇治市にある源氏物語ミュージアムという施設では、平安時代の夜を体験できます。
2021年に訪問した感想を以下の記事に書いております。
京都の宇治に平安時代の入り口が……
https://kakuyomu.jp/my/works/16816927859356756509/episodes/16816927859799363998上記記事にも書きましたが。
「明かりの効果による垣間見を体験」できる展示があります。
ブース内に御簾が垂らしてあって、そのブースの中の明るさを手元で自由に調節できるのです。
もちろん私も思う存分明かりを調節して体験しましたともw
灯りの明るさ次第で結構向こう側が見えたと記憶しています。
もっとも現代の電灯とは比べるべくもありません。
ですが……。
拙作に限らず、時代物のドラマや小説、アニメ、漫画などでも、昼間同様かそれに準じるほど明るいこと前提で、相手の顔色を読み取ったり見つめ合ったりしながら物語が進行していきます。
ま、お話の都合上、仕方ないですねw
拙作でも出来るだけ現実の灯火のもとでの出来事であるように心がけておりますが、ストーリーの展開上、まるで昼間か現代の電灯で照らされてでもいるかのような書きぶりのとことも出てくるかもしれません。
どうか温かい目で見過ごしてやってくださいw
その分、夜中にも動きのあるストーリーではあるかと思います。
ドラマティックになっていく予定ですので、どうか最後までご愛読たまわりますよう。
今回の写真は、源氏物語ミュージアムのパンフレットで「平安時代の垣間見」を紹介した箇所です。
右の写真に並んでいるのが、体験ブースです。