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白狼と姫君の会話の目線の高さ―「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「三十九」を投稿しました!

平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「三十九 白狼、山崎津の話をする」を投稿しました!

https://kakuyomu.jp/my/works/16816927860647624393/episodes/16816927860964027297

今回、姫君と白狼が纏まった会話をします。
場所は、姫君が殿上で白狼が地面に立った状態です。

姫君が殿上で高欄に突っ伏したところに、庭にいた白狼が歩み寄ります。
私がイメージしているのは、高欄が白狼の肩から胸元くらいの高さかなあ……と。
姫君が頭を上げると白狼と目線が近くなるという感じです。

平安時代の寝殿の殿上の高さは、いかに京都が古都といえど寝殿造りの建築は現存していないのでわかりません(度々火災がありましたし。応仁の乱なんか大変でしたしね)。

今の京都御所も江戸時代に建てられたものです。
出来るだけ平安時代に近づけたそうですので、参考になると言えばなりますが……。参観ルートから見ることができるだけで、床上には上れません。
(今年=2022年の春、清涼殿を公開すると発表があったので、私はてっきり殿上に立ち入るれるのかと早合点してしまいましたw。「殿上人になれるかも~」とウキウキで見学に行ったんですけど、全くでしたねw)。

京都市西部の仁和寺は門跡寺院であったために、御所風の雰囲気を良く残しています。
2021年の秋に出かけて、資料用に写真を撮りまくりましたw

前回の近況ノートで、仁和寺の殿上と地上を結ぶ階段を遠景として撮影した写真を掲載しました。
今回は、その階段の上部の床(つまり殿上)からその階段を見下ろした写真です。姫君目線ですね。

メジャーで測る訳には行かなかったので数値では分かりませんが、上述の180センチくらいの白狼と小柄な姫君との視線の絡み方についての設定は、まああり得るかなと仁和寺で思いました。

今回のお話では白狼と姫君の心がぐっと近づきます。
恋人同士ではないけれど、そっと寄り添っていくような……。
今後も二人の気持ちが近づいていきます。

そして第三部で翠令目線に戻った後の話の展開でも、姫君の白狼への気持ちが大きな推進力となって話が動きます。

しばらく竹の宮の二人の様子を見守っていただき、最後までご愛読たまわりますよう。

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