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古代のオフィスはどんな感じ?―「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「十五」を投稿しました!

平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「十五 翠令、酒を酌み交わす」を投稿しました!

https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393/episodes/16816927860726612756

近況ノートを、小説の投稿に合わせて更新するのを忘れておりました……。
順番が前後しますが、今回は「十五 翠令、酒を酌み交わす」についてのあとがきです。
ややこしくなって申し訳ありません。

拙作には、たびたび近衛府の役所が登場します。

平安時代のオフィスってどんな感じだったのでしょう……?

平安時代の建物と言えば「寝殿造り」を連想される方が多いと思いますが、それは「住まい」に限られると思います。
平安時代の後の方になると、帝の住まいが政治の舞台になるかと思いますが、拙作は平安時代でも初期の方をイメージしております。
(最初の方に、錦濤の姫宮の周辺が大陸風の服装を着ていて、京の都で国風文化のいわゆる十二単姿の女性たちを見て驚くシーンが出てきます)。

平安初期の事務エリアは、朝堂院以下官公庁の建物が大内裏に揃っていた時期、平城京がそうであったように大陸風だったと考えられます。

平安京の復元模型(平安京創生館)でも、大陸風の朱塗に白壁の建物が並んでいます。

拙作で近衛府のオフィスの光景を書くときには、7年くらい前に訪問した平城宮跡資料館で再現されていた官衙の様子をイメージしておりました。

当時撮影した写真で残っているものをこちらに掲載しておきます↓
(ただ、この近況ノートを書くにあたって、Webサイトを確認してみますと。やや現在の最新研究とは違いもあるんだそうです)

白狼は使っていない一室を見つけて、翠令を飲みに誘います。

今回の話で書きましたように、彼は世話好きなんですよ。
第二部ではなんだかんだで弱い相手の世話を焼くことになります。

今後ともご愛読いただければ幸いです。


平城宮跡資料館
https://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/permanent.html

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