平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「三十八 白狼、姫君に要求をつきつける」を投稿しました。
https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393/episodes/16816927860963049621今回はエンタメ作品のキャラ語りで、あまり歴史や京都と関係ありません。どうかご容赦を。
あちこちで触れておりますが、私は元々小野不由美さんの「十二国記」の大ファンでした。
特に戴国の驍宗様と、そこの女将軍李斎が大好きだったんですね。
で。
この戴国キャラが日本の平安時代でドラマを演じたらどんな物語が出来るだろう……と考え始めて出来たのが拙作「錦濤宮物語」です。
これもあちこちで言い訳しておりますが、十二国記における驍宗様はあまりに完璧超人過ぎて私ごときには扱えず……。十二国記内の別キャラ英章と合体して、だいぶキャラが変ってしまっております。
そして出来上がった拙作の佳卓。
私としては鋼の錬金術師のマスタング大佐が近いと思っていますが、どうでしょう?
となると、麾下の翠令はリザ・ホークアイでしょうか。
ハガレンでのこの二人の関係性、大好物です!
さて。
今回は白狼と竹の宮の姫君が初めて会話らしい会話をします。
この二人を動かすにあたって、頭でイメージしているのが「はいからさんが通る」の鬼島軍曹と環です。
少女漫画を買ってもらえなかった私は、お友達のお姉さんが持っていた「はいからさん」をむさぼるように読んだものです。
そして、今でも電子書籍で読んでおりますとも。
もちろん紅緒もとってもチャーミングなんですが、黒い狼=鬼島さんと環の話が、今現在の語彙で表現するなら「萌え」! 当時の私の胸のときめきはまさに「萌え」の一言に尽きるでしょう。
鬼島さんと環もケンカップルです。
そしてサブストーリーで登場場面も少ないですが、その少ない場面でも少しずつ互いへの想いが育まれていくのがもうたまらなく好きなんです……。
その「はいからさん」の鬼島さんと環が惹かれ合っていく何場面かを養分として、私の萌えを発散したのがこの「錦濤宮物語」の第二部「貴人・竹の宮の姫君への物想い」です。
もう何十年物ですから溜まりにたまっておりましたw
こうして書けて、私の中では妙な達成感がございますw
「はいからさんが通る」番外編「鷺草物語」で二人はちゃんと両想いになりますが(名作ですよね!)、拙作でももちろん白狼と姫君は一緒になりますよ。
ただ、それには紆余曲折を辿ることになります。
どうかこの二人が共に歩くようになる場面まで、ご愛読くださいますよう。
今回の写真は、「三十八」で錯乱した姫君が殿上から階を駆け下りてくる場面があるので、仁和寺の建物の階段を掲載します。
仁和寺が寝殿造の雰囲気を残していることについては過去に近況ノートで触れております(
https://kakuyomu.jp/users/washusatomi/news/16816927862165714303)。
写り込んだほかの観光客の姿から、階段の高さを想像して頂ければと思います。
仁和寺
https://ninnaji.jp/about_outline/