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絢爛豪華な大極殿―「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「二十六」を投稿しました!

平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「二十六 翠令、月下の弦を聴く」を投稿しました!

https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393/episodes/16816927860866572357

平安京の大内裏、その政治の中心は朝堂院です。朝堂院の南の正門として「応天門」があり、最奥に「大極殿」があります。

現在、京都市にある平安神宮がこの朝堂院の雰囲気をよく伝えています。

平安神宮というのは、そもそも平安遷都1100年を記念し、明治28年に桓武天皇を祀るために創られたものです。

社殿について、平安神社のウェブサイトから引用しますと……。
平安神宮:http://www.heianjingu.or.jp/shrine/heianjingu.html

”朝堂院が約8分の5の規模で再現されています。大極殿(だいごくでん・外拝殿)・応天門(おうてんもん・神門)・蒼龍楼(そうりゅうろう)・白虎楼(びゃっころう)・歩廊・龍尾壇(りゅうびだん)などは明治28年(西暦1895年)の創建当時に造営されたものです”

今回の写真は、2021年の夏に平安神社を訪問した時の写真を掲載します。

この写真を撮影する頃には既に佳卓と翠令のこのシーンが頭にあり、「佳卓が龍尾檀の高欄に半跏を組んで腰かけている」前提で写真を撮りまくりましたw

むちゃくちゃ暑い一日で、観光客がほとんどいない状態でしたよw

京都の寺社には古ぼけた木造の建物のイメージをお持ちの方も多いですが、ここは違います。
丹塗りに緑釉の瓦……古代中国に近いです。

さて。「龍尾檀」とは何か。

コトバンクから世界大百科事典 第2版「竜尾壇」の解説を引用しますと……。

”平安宮朝堂院の北端にある壇。壇上に大極殿がたち,そこから朝堂全体が見わたせるようになっていた。それ以前の宮のうち藤原宮,平城宮(第2次),長岡宮では大極殿の南には門と築地があって朝堂は大極殿からは見えないようになっており,竜尾壇もなかった。平安宮では竜尾壇の上には朱欄があって大極殿と朝堂院とを区画しており,両者の往来のためには,東西に竜尾道が設けられていた。さらに東西の端には階段も設けられていた。”

ちなみに、我が家は子どもが幼児の頃に近くに住んでおり。
この龍尾道を、幼稚園児だった子どもがキャッキャとはしゃぎながら上り下りしていたのを覚えています。
(ここまでは拝観料が要らないので、子どもの外遊びに連れて来たんです……)

龍尾檀の西の端の階段の隅、拙作では佳卓が腰かけていたという設定の写真を以下に掲載いたします。

今回「燕弓」という楽器が出てきました。一応、中国の「二胡」がモデルです。
佳卓がこの「燕弓」を奏でることがキーとなる場面もあります。
「二胡」と「胡弓」の違いについてなど、次回のこの近況ノートでご説明したいと思います。

佳卓の「燕弓」の演奏で何が起こるのか。今後ともご愛読いただけましたら嬉しいです。

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