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竹マニアにはたまらない?―「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「三十六」を投稿しました!

平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「三十六 白狼、不興を買う」を投稿しました!

https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393/episodes/16816927860891268665

第二部に入ってから度々書いておりますが。
「竹の宮」を設定するにあたって、「京都市洛西竹林公園」というところに行ってきました。

京都市洛西竹林公園
https://chikurin-park.com/

阪急電車の桂駅からバスに乗りました。交通アクセスについては洛西竹林公園のウェブサイトでご覧ください。

京都郊外の竹林と言えば、嵯峨嵐山が有名ですが。
あの辺は騒々しい観光地で、竹を見に行くというより観光客を見に行くところですしw

拙作では「心の傷を負った姫君が隠棲している土地」という設定であり、ちょっとうら寂しい様子でなければ参考になりません。嵯峨嵐山の観光地化された雰囲気は少し取材先としてイメージが違うのです。

京都盆地の西から南にかけては広く竹林が広がっています。
その中のどこかに竹林を見に行こうとネットで情報を集めていて、京都市の竹林公園という施設を知ったのです。

まあ、自治体がやってる地味なミュージアムと公園でしたw
ただ、いろいろ勉強になりましたよ。

私たちが「竹」と聞いて想像する「孟宗竹」は、日本で広まったのが比較的遅くて江戸時代なのだそうです。
平安初期に成立したであろう「かぐや姫」が入っていた竹は、絵本とかでおなじみのビジュアルよりもっと細いのかもしれません。

また竹の花には開花周期があるのだそうで、「マダケ」の「大開花周期試験票」という石碑のある竹林もありました。

見た目が珍しいといえば、黄金色の品種もありましたよ。

竹は竹と大雑把にイメージしていましたが、様々な特徴を備えた品種に分かれているもんなんですねえ。

入口付近の建物は小規模ながら竹に関するミュージアムとなっています。
竹の歴史や工芸品などについてマニアックに掘り下げればいろいろあるものだな~と感心しきり。

とはいえ竹に興味津々なマニアもあまりいないようで、平日に訪問すると人はほとんどいません。
おかげさまで、寂しい竹林の中という雰囲気を思う存分満喫して参りました。
拙作での「竹の宮」の描写にそれが活きてくれればと思います。

47話まで、この「竹の宮」を舞台にして話が進みます。
白狼と竹の宮の姫君がどうなるか。そして、その後翠令と佳卓、錦濤の姫宮とどう接点を持つのか。
どうか最後までご愛読くださいますよう。


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