星崎ゆうき

中学校教諭の行橋は、とある理由で、４月から特別支援学級の担任になった。 受け持ち生徒はたったの二人。 だが。 そのうちの一人が。 全く登校してこない。 電話をしても、「体…

またのご来店をお待ちしております。

　都内不動産会社に勤める田村優里子の失踪事件を発端に、15人の女性が突然姿を消した連続失踪事件。 　一連の事件の真相を暴こうとする二人の刑事、浜谷と加賀知。そして、全ての元凶であ…

秋の放課後、夕日が差し込む教室で、私は告白――されたのだろうか？ 高校二年生の私は修学旅行と文化祭を通して仲良くなった水沢くんと、周囲も公認のお付き合いの秒読みモード。今日は水…

有名な、あの『眠れる森の美女』が、目覚めた後のお話。 王子様のキスで呪いが解けて、めでたしめでたし――とはなりません。 さくっと読める、ユーモラスな短編を目指して書きました。 …

　高校二年生になって始まった倫理という教科。 　これは、落ちこぼれの俺にとって新たな脅威の出現という他なかった。だってこの教科、わけの分からない抽象的な言葉と説明のオンパレードだ…

婚約者の名前は七海遥。でも、僕は三咲カナタと一緒に暮らしている。 工作機械を作る会社の技術営業をしているユキヤと遥は結婚に向けた秒読み体勢に入っていた。 しかし、ユキヤには遥と…

――もうすぐ無くなる世界で、僕ときみは、六人の作家が描く場所をおとずれる。 　本作品は六人の作家によって紡がれる、リレー小説になります。 　バイオ兵器を使用した戦争で、生物の…

青い信号機が河原の側の道で逆方向を向いていた。 台風が方向を変えたのだ。 中学三年生の終わりから、高校一年生の一年間ちょっと付き合って別れた彼女。 それでも「僕」は、彼女のこと…

――もうすぐ無くなる世界で、僕ときみは、六人の作家が描く場所をおとずれる。 　本作品は六人の作家によって紡がれる、リレー小説になります。 　バイオ兵器を使用した戦争で、生物の…

――もうすぐ無くなる世界で、僕ときみは、六人の作家が描く場所をおとずれる。 　本作品は六人の作家によって紡がれる、リレー小説になります。 　バイオ兵器を使用した戦争で、生物の…

「そういえば、さっき、今年の分が届いたのよ」 　二本分のガラス瓶。その中に詰められた、七色に輝く液体。 「リュカの分と一緒にここに置いておくから、今日の内に飲んでおいてね」 …

小説はもちろん、映画、アニメ、漫画、ゲームなどなど、「物語」に触れて感じたことを勝手に呟いていきます。主にジュブナイルなSFや百合SFなどが好み。 「〇〇を紹介。～」は、昔に…

久しぶりに書いた詩的小説（※ＲＡＹの造語）です。 ある町を訪れたアラサーの彼女に焦点を当ててみました。 内容は地味ですが、心理描写の勉強を兼ねて。 ご、語彙が足りないのは生まれつ…

ご覧いただき、誠にありがとうございます。 この作品は「第3回ＷＥＢコンテスト」読者選考通過作品に加筆したものです。 一章５万字くらいで、それぞれ独立しておりますので、どこからご覧…

魔法と、科学が共存する世界に生きる僕は、最愛のオペラ座の女神とそっくりな女の子の肉体をつくり、そこに、魔法の水、と呼ばれる液体を一滴だけ垂らした。　 すると、彼女は、僕の期待通り…

３月１１日――この日「彼女」は言の葉を紡ぐ。 自分の気持ちを赤裸々に。 絶望の中に希望を見出すために。 そして、前に進むために。

――もうすぐ無くなる世界で、僕ときみは、六人の作家が描く場所をおとずれる。 　本作品は六人の作家によって紡がれる、リレー小説になります。 　バイオ兵器を使用した戦争で、生物の…

遥果 ＜はるか＞ が差し出す傘に入る 夕映 ＜ゆえ＞ の甘く掠れた声。 「金曜はここにいるよ」ライブハウスのカード。 奏多 ＜かなた＞ と抱き合うと潮の香りがしてくる。 ゆらゆ…

《僕の私の都市伝説コンテスト参加作品》 亡くなった少女の魂が人形に乗り移り、ひとりでに髪が伸びるようになった人形の話は有名です。 しかし、逆のケース――ひとりでに髪が短くなる人…

ここは大人のブラックボード。 あの頃みたいに、いろいろなことを自由に書いたり話したりできる空間。自分と向き合うことができ、表に出せない心の声を紡ぐことができる場所。とても居心地が…

天狗たちが平和に暮らす「御山（おやま）」が、ある日突然何者かに襲撃を受けた。 　襲撃者は退魔の術を使い、天狗たちに壊滅的な被害をもたらす。その襲撃者は、この国に住まうすべてのあや…

　時は2020年、夏。東京オリンピックのサイバーテロ対策チームのリーダーである良亮は、サイバー犯罪捜査官の晃一と共にチームをまとめていた。 　そんな中、オリンピック開会式にてト…

出張中に飛行機から落ちたタケト。 彼が落ちた先は、魔獣たちが跋扈する異世界だった。 そこで彼は、巨大なフェンリルにのる不思議な少女・シャンテに助けられ、自らも密猟者達から魔獣を守…

ふらっと思い付いた妄想です。 エブリスタにも掲載されてます。

都内の専門商社に勤める「観月 小百合（みづき さゆり）」は、幸が薄い女。三十路を迎えたのをきっかけに、彼女は将来のことを真剣に考え始める。 婚活パーティーに参加した小百合は、そ…

君は露骨に眉を顰めた。好きな子に彼氏が出来た。その事実を知った「僕」が取った行動は、彼女の『彼氏』になるのは諦めて、彼女の『神様』になろうという奇策だった。 　当然、彼女は訝し…

◆ＡＩ巫女アイドルＣＭＡβ（シーマベータ）のコンサートで、僕、葛葉創（くずは・つくる）はメロメロになった。 だが、病院の検査をしていたのが本当の自分らしい。 僕はＣＭＡβと会いた…

　いつかは音が聞こえなくなる少女がいた。そんな彼女に、僕は何が出来たのだろう。 　この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

人々の思考を読み取ってしまう女子高校生に、「側にいれば他の思考が流れてこない」と称されたが故につきまとわられている男子高校生の話です。 ・応援や作品へのフォローなどありがとうご…

2022年、突如起きた大地震により、精霊達が町中に出現し、現代社会に混乱を引き起こした。 それから１０年。可視化された精霊や妖怪達の中に、日本古来のものが少ないことに危機感を抱い…

化粧品の地味な研究をさせられている御影治也。　 その一研究者と一匹のスキニーギニアピッグの出会いが世界を変える？　　 ほんのすぐ先の未来に起こる、かもしれない SF ヒューマンド…

【2018年4月28日　KADOKAWAより発売】 　上原蒼は日曜日になると、海辺の病院へ行く。初鹿野ハルカと駒木沙也に会うためだ。ハルカはもう半年以上その病院に入院しつづけて…

幼いころに父を、去年に母を亡くした小学五年生の男の子、水城八雲。 彼は高校生の姉、水城皐月と力を合わせて、忙しい日々を過ごしていた。 そんな八雲は初恋もした事が無い。 同級生か…

　『愛』とか、『恋』とか、『好き』だとか、そんな感覚が理解出来ない中学三年生 田所 峻。そんな彼が初めて好きになった人は、教育実習生でクラスにやって来た望月先生だった。 　田所…

ありがとう。 本当に。 ありがとう。

実話含んでます。 そこにあるのは「みんな」という金縛り。

　ある夏の大学キャンパス。「なんじゃこりゃーーーーっ！」と下吹越エリカ（２２歳）の驚く叫び声が響き渡る。卒業研究の相談をしにやってきたイケメン教授南雲仙太郎（４２歳）の教授室で、…

詩というか歌詞というかポエムというか、歌詞の元になった詩というか…… そんな感じの詩っぽいものを集めたものです。どこからでも読めるよー 不定期更新。書き溜めてあるやつを投稿する…

　大人になれない女性、透明人間、クローン人間、魔法使い、などなど、個性豊かなメンバーが送るサーカス団の物語。 　誰かを笑顔にしたいと思う彼らには、彼らなりの笑顔の理由が存在してい…

「一緒に、私の名前、探してもらえませんか？」 信越の田舎を舞台に 僕と愛理栖が 『なまえ』を探し旅をする ある夏・物語 ※笑い有り感動有りのSFヒューマンファンタジーです。 …

圧倒的な記憶力を有する少年ヴィンセント・ＶＡＮ・海馬。 銀色の髪をした少年は、その強力すぎるパワーを内に秘めながら、２１世紀を迷いなく疾走する――作者：藍澤誠（AIZAWA Ma…

女性だけの街「マーテル」。この街には女性しかいない。この街には男性がいない。この女性しかいない街で、僕たちは女性たちに買われる。そして、僕は一人の女の子に購入された。彼女の名前は…

ツイッターの「魔女集会で会いましょう」タグで思いついた内容を書き留めただけなので、きちんとした小説の形にはなっていませんが、ご一読いただけたら嬉しいです

　突如東京に現れた昆虫や動物をモチーフにした人型の化物SEED。それを倒す、赤い鎧を纏ったような、金色の角を持つ英雄。 　何が正義で、何が悪なのか。孤独なヒーローはその瞳で何を見…

陽の当たらない屋根裏部屋に、ひっそりと佇む想い出の小箱たち。 その蓋をそっとあけてみる。 現代ファンタジーを書く手をとめて、ちょっと寄り道してみるよ。 今はそんな時間が必要な気…

　四年前の夏、海外で両親が死んだ。一緒にいたはずのボクにはそのときの記憶がない。 　ある日、伯母の家で陰鬱と暮らしていたボクに、『母親は死んでいない』というメールが届いた。 　メ…