『奇跡を起こす力は神様に必須じゃない………』 そう、"神様"が隣にいる、ただそれだけで奇跡なんだ。大事なのはそんな神様の存在に気づけるかどうかなのかもしれない。もし、気づけたのなら奇跡はその時やってくる。 誰かを想うその気持ちや立場は、文脈に応じて様々だと思います。そんな立場や文脈を越えても、ただひたむきに他者を大切に想うことができるのなら、想う相手に大きな奇跡をもたらすことができるのでしょう。
静かに涙を流したい方にお勧めです。神様ってなんなのかな、と思ったとき、月並みながら、心の支え、心の中が暗闇に染まってしまいそうなとき、そっと闇を照らして浄化してくれるような存在なんじゃないかなと思いました。主人公は、そんな存在になることは、出来たんじゃないかな。そう思います。