なにか映画やドラマの挿入を観ているようで、いつの間にか作者の文章中を歩かされているような、心地よさが感じられる、秀逸な短編だと思います!
自分を客観視しと言うかもう一人の自分が心の中にいる素敵だなと感じさせてくれます物語の広がりを感じるプレリュードを予感させてくれる
「はじめまして。近くて遠い町」読んでいて、すごくいい言葉だなぁと思いました。キャッチコピーのようで、ジブリ作品のようで。そして。読み進めていくと「あぁそうか、だから『近く遠い』なんだ」と思う出来事が。心理描写が上手いなぁと思いましたっ!
注意)ハンカチと乾杯用のお酒をご用意下さい🍷たぶん飲みたくなるはずだから。昨日までの自分と新しい自分で乾杯✨
物語の始まりは、太陽に照らされた情景浮かぶ主人公の宝探しと言ったところでしょうか?主人公は何を見つけていくのだろう?とワクワクしながら読み進めていく先にある現実……作者の感性光る詩的小説。物語のラストに潜む突き刺さるものと、宝探しという幸せ探しの儚さを、是非一読ください。