概要
そんな秘密の共有が二人の関係を少しずつ特別なものに変えていく。どうして南雲仙太郎はライトノベルを書き出したのか? どうしてそんなエッチな小説を書くようになったのか? 語られる秘密。一方で、エリカはエリカで、そんな教授の指導の
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「二人はどうなる?卒業論文は?」と気にしてイイですか?
女子大生、下吹越エリカはイケメン教授、南雲仙太郎に卒業論文の相談を行き、そこで南雲がエロラノベ作家だという事を知った。
そこにあったエロい・・・・・・原稿を読んで。
そりゃ、うら若き乙女がそんなもん見たら「なんじゃこりゃー!?」となるでしょうな。
てか、そんなものそこに置いとくな。
と言いたいけど、そんな事言ったらダメですよね。
その後は秘密の共有とか、卒業論文のサポートを受けていくうちに芽生えた感情、友人との関係、勘違いなど・・・・・・特に終盤は大ピンチになりますが、さて?
あと登場人物の一人鴨井ヨシヒト、ずっと出ている訳でもないのに、インパクトが強いです。彼ってキモいと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!王道にして覇道を突き進むアカデミック&エンタメ小説!
教授はなぜラノベ作家になったのか?
しかもエロラノベ作家に……
その解が語られた時、僕は震えるような感動を覚えました。
タイトルで食わず嫌いはいけません!
"挿入してもイイですか"
"前から揉んでもイイですか"
サブタイトルに一歩ひいてもいけません(笑)
これは、作者からあなたへの挑戦状なのです!
創作を愛する心があなたにあるや否や?
飽くなきアカデミックな探究心こそ、この物語の真骨頂!
女子生徒に人気のイケメン大学教授は、実は気鋭のエロラノベ作家だった。
教授とヒミツを共有するドキドキ感や、女子生徒同士の駆け引きと友情、主人公のピンチ、そして華麗に窮地を救う騎士(ナイト)は登…続きを読む - ★★★ Excellent!!!さあ、エロの卒業研究だ!(酷い誤解)
(作品タイトルからある程度推察できると思うので、それを前提に……)
「……ふふふ、私の秘密を知ってしまったな!(にゅるんにゅるん)」
「き、教授! その謎の触手は一体……」
「バレてしまったからには止むを得ん! こうなれば君には、我が学術研究の礎となってもらう! さあ、私の触手攻め描写のリアリティを強化するため、このにゅるにゅる実験の被験者になるんだ!!」
「いやぁ~/// らめぇ~♡♡♡」
「ハッハッハッ! いいぞ!! 素晴らしいデータが採取できた!! これで君の卒業単位もバッチリだ!」
……的な展開にはなりません。残念ながら。
あっ、「らめえ~」的な描写は出てきますので…続きを読む - ★★★ Excellent!!!エロラノベ先生に翻弄されちゃってもイイですか?
オタク文化に全く馴染みのないエリカが偶然憧れの教授がラノベ作家であることを知ってしまう。初めは拒否反応を示すエリカでしたが……
ラノベに対し熱弁をふるう南雲教授に思わずツッコミを入れたくなったり、なるほどと頷いたり、気がつけばエリカと一緒に翻弄され、夢中になって読みました。
サクサクとテンポが良くて嫌味のない文章なので安心して読めました。
小説投稿サイトの様子や、大学や卒論の空気もどこか懐かしく感じました。
少しづつ近づいていく二人の距離。
最初は変な人だと思っていた南雲先生でしたが、最後の方では「あれ、ひょっとして格好良い?」なんて思ってしまいました。
笑ってハラハラして楽しめて、ラノベに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大学+ラノベ=ゲラゲラとほっこり
まず大学生の大学生活がリアルですねー。
大学生ってオタクに対する偏見や共感が一番暴走する時期かなーとおもうんですよね。そちら側に行くか、行かないかっていう。私も学生時代にそんな葛藤があったので、感情移入しやすかったです。
卒論の時期に気がついたとんでもない事実をベースに始まる恋と笑いの物語、とても楽しめました。
で、それはそれとして。
大したもんじゃないですけど、私大学の修士までソーシャルキャピタル論を専攻してましてですね……そっちの意味でもなんかもう、いろいろ最高です!
社会学って日常生活とも親和性が高くて、あの噂になってるあれって、実際のところどうなの? みたいな話を根拠と論理…続きを読む - ★★★ Excellent!!!エロラノベ・アカデミズム
言ってみたかっただけです、はい。
ちゃんと勉強もして、就活もおわって、そろそろ卒論という夏の終わり、物語は
「なんじゃ、こりゃぁぁぁっっーーーーーー!」
で始まりました。
うん、気持ちはわかる。
コミカルタッチな展開に盛り込まれるアカデミズムにページを進める指が止まりません。
僕もド文系ですけれど、本編を読んだらちょっとPythonやってみようかなとか思いましたもの。
「ちょっと、えっちぃのも」と編集に言われてギリギリのラインを研究しちゃった先生も、「なんじゃ、こりゃあ」と絶叫しつつも後でちゃんと読んでから批判を展開するエリカさんも、非常に真面目なんですね。
真面目さの魅力を…続きを読む