エロラノベ・アカデミズム

言ってみたかっただけです、はい。

ちゃんと勉強もして、就活もおわって、そろそろ卒論という夏の終わり、物語は

「なんじゃ、こりゃぁぁぁっっーーーーーー!」

で始まりました。

うん、気持ちはわかる。

コミカルタッチな展開に盛り込まれるアカデミズムにページを進める指が止まりません。

僕もド文系ですけれど、本編を読んだらちょっとPythonやってみようかなとか思いましたもの。

「ちょっと、えっちぃのも」と編集に言われてギリギリのラインを研究しちゃった先生も、「なんじゃ、こりゃあ」と絶叫しつつも後でちゃんと読んでから批判を展開するエリカさんも、非常に真面目なんですね。

真面目さの魅力を横糸にしたラブコメ・エンターテイメント。


なお、物語の本筋とは全く関係のないところではございますが、「嫁」の持ちうる次元について重要な気づきを与えてくれた鴨井氏に謝意を述べ、本レビュー終わりの挨拶に変えさせていただきます。

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