オムニ・ジェネシス 第二部

移民船団と惑星防衛機構の宇宙戦闘を描いた第一部から一転、第二部は惑星で未知の存在との戦いへ。

現在、あるいは近未来の人間劇と、宇宙空間での高度な科学戦が中心であった第一部とは打って変わり、舞台は惑星へ。
第一部で活躍していた人々が違った環境、状況にどう立ち向かっていくのか。

科学の力で守られていた人々が、知恵や意志、鍛えた肉体を駆使して戦う様は第一部とはまた違った魅力があります。

第二部単体でも面白いのですが、第一部を読み登場人物たちの考えや生き方を知った上でで第二部を読むと、魅力も倍増です。

おススメです。

最新話まで拝読してのレビューです。

既に多くの方が書いているとおり、本作はタイトル通り、第二部に当たります。
なので、前作から読んでいただきたいところではあります。

さて、本作はジャンル的にはSFですが、人間ドラマあり、ファンタジーあり、サバイバルあり、サスペンスあり、様々な要素が詰まった魅力あふれるエンタメ作品です。


地球に住めなくなった人類が新天地を求めて宇宙船で旅立ち、ようやく見つけた惑星に降り立つ(ざっくり第一部)。
不時着から始まる物語は、まさしく生き残りをかけた凄まじい戦いの幕開けでもあります。
登場人物が多い故、それぞれの個性付けが大変なのですが、作者さんはそこを得意と…続きを読む

オムニジェネシスは凄い

カクヨムさんお願い致します

ふわ〜、もうこれ、どうなるの？？

ぜひ、「オムニ・ジェネシス」第一部から読んでください。
これは群像劇です。
登場人物が多いんですが、それが面白いんです！
登場人物はそれぞれ個性的で、不思議と頭がこんがらがりません。
この作者さまが、群像劇が得意だからです。

第一部では、「これがどう一本の話に収束するんだろう？」と、バラバラのピースが散らばって、進んでいった物語。
第二部では、それらの物語が、パチリパチリとパズルのピースがはまるように、一つの物語の流れになります。

気持ちイーッ！

そして、オムニ・ジェネシスの話以外に、この惑星に隠された秘密、も、ゆっくり明かされてゆきます。
面白ろす…続きを読む

この物語は壮大な物語であり、そしてキャラ設定やバックグラウンドも緻密に作られており、重厚な内容であるが、読み応えもあり、全宇宙が涙するほどの最高の小説です。

　待望のSF『オムニ・ジェネシス』の第二部ですよっ！

　宇宙人、ゾアンとの争いの末、惑星ハルモニアへ墜落してしまったオムニ・ジェネシス。
　大きな犠牲を払いつつ、なんとか不時着はしたものの、敵惑星の、いわば未知のジャングルのようなところに降りてしまいました。
　そこは地球人が見たこともない、狂暴な生物が襲い来る魔境だったのです。

　生き残るためのサバイバルが始まります。
　もちろん、状況は圧倒的に不利です。
　地球人が生き残るためとはいえ、ゾアンたちの惑星を侵略しようとして、いわば返り討ちにされ、こんな危険きわまりないところに不時着してしまったのですから。

　生き延びようとする地球人に…続きを読む

時は未来。
太陽フレアの活発化により、地球に住めなくなった人類は、宇宙船に乗って遥か彼方へ飛び出していった。
いくつもの危機を乗り越え、なんとか生き残った人類だけで移住できそうな星を見つけたものの――

第一部では未知の惑星ハルモニアに向けて、宇宙船が落下してゆくところで幕引きとなりました。
第二部は、惑星になんとか不時着したシーンから始まります。
絶体絶命だったのになぜ着陸できたのか？
そこにもまた、熱い人間ドラマが隠されていました。

本作の魅力は本格SFであると同時に、熱い人間ドラマが展開されること。
群像劇であり、登場人物は多いのですが、全員が生き生きとしています。
そして生きるか死…続きを読む