第4章 ――ヘグルマンタス――

第32話

第4章 ――ヘグルマンタス――




「……ふう」

 溜息混じりに、窓の外を見下ろす。外からは、聖祭の賑やかな声が響いてくる。


 もう一度紙に向かって、最後にサインを入れた。そして、ロッドをその上に置く。


「……もう、わたしの力は必要ありませんね。……頑張って」

 呟き、転移した。


 暫くして、いつものような騒ぎになる。



◆◇◆◇◆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る