第23話

扉を、破った。

 すぐに部屋に飛び込み、見たものは――


 見慣れぬ槍を持ち、満足げに佇む友人だった。


「……ステアルラ。なにがあったんですか?」

「話すと思うか?」


「……思いません。……ですが」

 リガスは目を細めた。ただ、冷酷に。


「話していただきます」



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