第4話
雨の都、ロスオイト。水王ミオルズカリナの加護で知られる土地である。
水王と氷王を混同する者もいるかもしれないが、あれらは別の神。水王は文字通り水の王。氷王は、便宜上氷の王と呼ばれるが,言ってしまえば冷気の王だ。ただ、冷たいだけ。そして、氷の状態だろうと、水蒸気の状態だろうと、水は水。
そういうわけで、ここロスオイトは雨が多かった。世界有数の大きな結界である。
そして、全ての結界にいえることだが、暑い。気温は年間変化せず、30度過ぎ。言ってしまえば、蒸し暑い。
微生物に適した環境な為、木材は腐り易く、石造りの建物が並んでいた。ただ、雨が降り続ける。1日置きぐらいの間隔だ。
今日も、雨が降り続いていた。王宮と言えど、例外なく。
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