第27話

――まあ、決着はあっさりついた。もともと、キオは強い部類ではないし、ケイディスがいたのだから。


 止めに振り下ろした大剣。それは、止められた。


「……ケイディス?」

「氷王神殿に連れて行く。スクーヴァルに詫びさせねぇと……」


「そんな場合ですか? 『覚醒』は終わってるんです! 顔を合わせたら、間違いなく彼女を……!」


「オレが、させねぇ。……行くぞ」

 キオを結界に封印し、有無を言わさず、ケイディスは転移した。



◆◇◆◇◆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る