世界樹を暴走させたマッドサイエンティスト、死刑だけは嫌だとごねる！

魔道具職人ラメッタは開発と研究のため、『世界樹』に自らが製造した魔法薬をかける。その結果、『世界樹』は暴走してしまい、魔法が使えなくなってしまった。

そこで国王はラメッタを捉えて死刑判決を下す。断頭台にあがるラメッタ。ラメッタは、嫌だとごねりだす。そのとき、騎士団長が待ったをかけた。魔法が使えない今、魔道具職人であるラメッタを殺すわけにはいかない。

国王と騎士団長はラメッタに魔道具を製造して魔王軍との前線に出て成果をあげることで処刑を先延ばしにすることを約束する。さらに、ラメッタが前線から逃げ出さないよう、剣士のクレーエンを監視につかせることにした。

これは、狂乱科学者な死刑囚（笑）と生意気な魔剣士（魔法なし）が、ともに呪われるまでの物語である。