ダンテが街にやってくる

イタリア・ルネッサンス初期のダンテ・アリギエーリが、現代日本にタイムスリップしてきた。
元の世界に戻るゲートを探し出すヒントは「地獄の門」「かぐや姫」「子はどこ」「すいせんの中」「西藤さん」「テディベア」……ダンテは、弱小出版社の編集者 有江たちと共に「神曲」を日本語に書き直しながら、手掛かりを探ります。
そして、それらのヒントは『満月』、山梨県の『月見岩』を示していることに辿りつきます。次にゲートが開く日は、５月２２日。
その日に向けて、ダンテたちは出発する準備を進めます。

【登場人物】
・ダンテ・アリギエーリ
　48歳　男性　1265年のイタリア・フィレンチェ出身　「神曲」の作者
　1313年のヴェローナから日本にタイムスリップ。その原因と戻る方法を探しながら、「神曲・地獄篇」を日本語…続きを読む