第37話 お風呂と性活魔法

 辺境伯との食事が終わった後、本日宿泊する部屋に案内された。ステータスを確認してついでに【アイテムボックス】の中身も確認しておこう。


武器:

〔ショートソード×1〕

防具:

〔小盾×1〕

〔革鎧×1〕

〔革のガントレット×1〕

〔革のブーツ×1〕

戦利品:

〔オークの肉×120〕

服:

〔旅人の服×1〕

〔旅人のズボン×1〕

〔旅人のベルト×1〕

〔シャツ×1〕

〔ズボン×1〕

肌着:

〔パンツ×2〕

〔Tシャツ×2〕

〔靴下×2〕

道具:

〔革のリュック〕*

〔砥石×1〕

〔オイル×1〕

〔水筒×1〕*

〔ナイフ×1〕*

〔麻袋(大)×3〕*

野営:

〔外套×1〕*

〔毛布×1〕*

〔カンテラ×1〕*


 オークの肉は部屋に案内される前に料理長に渡してきた。6塊渡したらかなり喜んでお礼を言っていた。使用人の分も含めて5~7日分の肉になるそうだ。


コン、コン、コン、コン


 部屋がノックされた。誰だろう?リリーなら声をかけてくるだろうから違うのかな?


「はい、なんでしょう?」


「アルフレッド様、お風呂の準備が整っています。お入りになりますか?」


「入ります」


「では、案内しますのでこちらにどうぞ」


 メイドさんに案内されて風呂に入ることになった。こちらに来てから初めての風呂だ。宿にもついてなかったしどんな風呂なんだろう?てかこのメイドさんなんか色っぽいなオッパイでっかいし……昼間の人とは違うけどどんな人だろう?


『【性活魔法】《アプレイズ》を取得しました。』

『対象に《アプレイズ》を使用します。』


名前:フルヴィア・ジュリアーノ(17)

種族:ヒューマン(女)

所属:グレッシェル家メイド(間諜部所属)

称号:ジュリアーノ子爵令嬢(次女)

身長:158cm

体重:XXkg

サイズ:B:95(G) W:65 H:92

経験:なし

…… 自主規制 ……


 まてまてまてまて、なんだこれ?【人物鑑定】のエロい版か?見てはいけない情報がたっぷりと見えているのだが、この人もスタイル良いなぁ……体重は女性の名誉のために伏せておこう。自主規制した場所には……リリーにばれたら殺されるやつじゃぁ……今度リリーにこそっと使おう……


 風呂に着いたので脱衣所に入るさっき見た内容は忘れることにした。脱衣所で服を脱ごうとしたらメイドさんが手伝おうとしている……


「あのぉ、一人で出来るので手伝いはいらないのですが……」


「そうですか?では私も湯あみに着替えますね。お背中を流すので……」


 そういうとメイド服に手をかけた。


「まてまて、それもいらない。あとは自分でやるので大丈夫です」


「それは残念です。ではごゆっくり」


 なんだあのメイド……残念て、しかも間諜部所属だし、このこともクリストフさんに報告が行きそうだな、それにしても困ったもんだ。服を脱ぎ風呂に入ると10人くらいが入れそうな湯船から湯気がたっぷりと上がっていた。軽く掛湯をして風呂につかる。


「あぁぁぁぁぁぁぁぁ……」


 めっちゃ声がでた。それにしても風呂につかるのはどれくらいぶりだろうか?地球ではほとんどシャワーで済ましてたから風呂につかるのは本当に久しぶりだ。しばらく風呂につかってから洗い場に向かうと、風呂の扉が開いて湯あみを着たリリーが入ってきた。


「来ちゃった」


 来ちゃったじゃねぇぇぇぇぇぇ、ものすごくエロいんですけど……マジでスタイル抜群だわ、胸の大きさはさっきのメイドさんより少し控えめだが、それが完璧なスタイルを生み出している。ポッチも見えちゃってますよ!


『対象に《アプレイズ》を使用します。』


名前:リーゼロッテ・グレッシェル(16)

種族:ヒューマン(女)

所属:冒険者ギルド(B)

称号:辺境伯の姪

身長:162cm

体重:XXkg

サイズ:B:92(F) W:63 H:92

経験:なし

…… 自主規制 ……


 ああ、見てしまった。胸の大きさもさっきのメイドさんとほぼ変わりがないことが分かってしまった。そしてその他の事も…………


「いやいや、リリーさんや「来ちゃった」じゃないですよ……」


「そう?背中流すくらいいいじゃない?メイドのは断ったんでしょ?代わり私が流すのは良いでしょ?」


「ダメじゃないけど我慢が出来なくなりそうで……」


「ふふふ、ここじゃ嫌よ?我慢してね」


 なんですかこれ?好きな人が背中を流してくれるシチュエーションで我慢しないといけないなんてどんな苦行だよ……なんとか耐え抜いた、背中を流してくれたリリーはそそくさと顔を赤くして風呂場から出て行った。タオルで隠してはいたがおっきくなってるのが見えたのだろう。いや無理ですよあんなエロい恰好を見せられたら……もう一度湯船につかりゆっくりしてから風呂を上がった。


 部屋に戻り先程の《アプレイズ》について考えてみる。覚えたからこれからは任意に発動出来るはずだ。ちょっと怖いが自分の手を見ながら発動してみる《アプレイズ》


名前:アルフレッド(15)

種族:ヒューマン(男)

所属:冒険者ギルド(D)

称号:渡り人

身長:178cm

体重:64kg

経験:なし

…… 自主規制 ……


 自分のも見えた!この身体になってからの情報のようだ。経験も「なし」になっている。てか男のエロ情報なんて誰得だよ、自分の把握してないエロ情報とか知りたくなかったよ……


「明日からは何しようかな?またダンジョンに行くのも良いし……少し遠出するのもありかなぁ……今日は寝るか……おやすみなさい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る