第30話 性活魔法について

 何とか【転写】スキルもゲットできたので、紙か何かに転写してリリーに見せることが出来るようになった。よし、これでリリーを【解析】して【転写】


名前:リーゼロッテ・グレッシェル(16)

種族:ヒューマン(女)

ジョブ:剣士

所属:冒険者ギルド(B)

称号:辺境伯の姪

レベル:26

ステータス

 STR:220

 VIT:240

 INT:250 [+10]

 DEX:220

 AGI:210 [+10]

 LUK:95

魔法:

 【火魔法】【風魔法】

スキル:

 【共通言語】【礼儀作法】【料理】【魔力操作】【剣術】

装備:

 隠しミスリルナイフ・革のブーツ・マジックポーチ・疾風の腕輪・灼熱の腕輪・叡智の髪飾り


 現在のステータスが紙に転写された。初めて会った時より1レベル上がってるな……


「なっ、本当に全部見えているのだね……アルに言っていないことも全て合っているわ。そうなると本当にその【解析】というスキルがあるんだ……鑑定にはいろいろあって、武具やアイテム、人種以外の生物が鑑定可能な【鑑定】、それから人物の鑑定に特化した【人物鑑定】ほかにもいくつかあるわ。それを全て統合してレベル?、ステータス?まで見れるのが【解析】なのね」


 リリーは転写された自分の解析結果をまじまじと見ている。俺が強さが数値的にわかると言っていたことを理解してきたようだ。


「こうなると、アルの解析結果がきになるわ。見せてもらっても大丈夫?」


「構わないよ、ちょっと待ってね」


 どうせリリーには全て話すつもりだから、隠蔽せずに結果を全て紙に転写した。もちろん【性活魔法】もだ。


名前:アルフレッド(15)

種族:ヒューマン(男)

ジョブ:剣士

所属:冒険者ギルド(D)

称号:渡り人

レベル:18

ステータス

 STR:320

 VIT:290

 INT:480

 DEX:300

 AGI:280

 LUK:100

魔法:

 【火魔法】【水魔法】【風魔法】【土魔法】【光魔法】【氷魔法】【雷魔法】【結界魔法】【時空魔法】

スキル:

 【共通言語】【並列思考】【算術】【転写】【解析】【弁明】【詐術】【慰撫】【無表情】【隠蔽】【盗聴】【気配察知】【危険察知】【魔力操作】【剣術】【盾術】【体術】

固有スキル:

 【アイテムボックス】【経験値3倍】【スキルの種】【性活魔法】

装備:

 革のブーツ


 解析結果の紙をリリーに渡すと、また驚いて固まってしまった。すでに魔法の数とスキルの数がかなり多いからな、これからもっと増える気がするし……


「ステータス?的にはすでに私より強いんだね、それといくつか質問があるけど良い?」


「俺の知っている範囲であれば答えるよ」


「【性活魔法】って何?魔法なのにスキルとして記載されているけど……」


 最初の質問がそれなの?ちょっと顔が赤いってことは字面で気が付いているんだろう。ほかにもある気がするのだが、あえてそれから質問するのか……


「簡単に説明をすると男と女の営みに役立つ魔法が使えるようになる。今も使っているけど《ルーム》という魔法があるんだ、この《ルーム》中にいるとどんなに大きな声を出しても外に漏れることはない」


「なっ、防諜の魔導具と同じ効果!それを魔法で再現するなんて……でもなんで男と女の営みに関係あるの?」


「声が出るでしょ?いろいろしていると」


 リリーの顔が一瞬で真っ赤に染まった。気が付いたらしい


「そ、そうね。ほかにはどんな魔法があるの?」


「今は《クリーン》と《ルーム》だけだよ、他にもまだあるみたいだけど、わかってないんだ。何かをきっかけに覚えるみたいだけど……」


「《クリーン》はどんな魔法なの?」


 リリーさん【性活エロ魔法】興味津々である。俺も嫌いじゃないですよ?


「《クリーン》は汚れを綺麗にする魔法だね、人でも服でも物でもなんにでもかけれるよ、体験してみる?」


「危険はないのよね?それならやってみたいわ」


 俺はリリーに向かってクリーンをかけてみることにする。人にかけるのは初めてで、一瞬化粧とかしてたら落ちてしまうか?とも思ったが気にせず発動した。《クリーン》


「うわぁ、これすごいね、すごくさっぱりしたわ。それに服もきれいになったわ」


 良かった。特に化粧をしていたわけではないようだ……てことはスッピンでこの可愛さなのか……リリーさん半端ない美少女度合いだな…


「普通に毎日使ってるよ。顔や手を洗う必要がないからすごく便利だよ。宿で身体を拭く必要もないから重宝してる。下着とかの洗濯も必要ないからね」


 そうなのだ。この《クリーン》は身体だけでなく、身に着けている服や下着まで全てそのまま綺麗になるから一切脱ぐ必要がない、下着を脱ぐのなんてトイレの時だけだ。そしてあの硬い葉っぱでお尻を拭く必要がないのに気がつたときの嬉しかったことったらない!


「これ、気持ち良いわ。私も毎日やってもらって良い?肌着も綺麗になってるみたいだし……」


 ちょっと顔を赤くしてお願いしてきた。もちろん毎日かけてあげますよ、何時でも何処でもね。ついでなので《ルーム》の検証を軽くしてしまおう。

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