第26話 転生について
リリーママのカタリーナさんに何者か問われてしまった。嘘をつくのは良くないと思い正直に話すことにした。俺がこの世界の人間ではない事、転生してから今までの事を、細かいスキル関連と【性活魔法】以外
「不思議ねぇ、1回死んだのにこの国に転生するなんて、それにその管理者って人は何者なのかしら?」
「それは僕にも分かりません。声は聞いていますが姿を見たわけでもないので……というより疑わないんですね」
「そうねぇ、嘘にしては話が壮大過ぎるし、それに嘘を吐いてるようには思えないわ。色々な能力が本当であれば私はそんな人に会った事も聞いた事もないわね」
リリーも頷いている。疑っているようにも見えない。
「アルの話が本当であれば、今まで不思議に思ってた事が全部納得できるわ。それにアルはアルでしょ?」
うっ、これはクる物があるな、リリーが可愛くて仕方がない。今すぐ抱きしめたくなる。
「リリーちゃんも言うわね。そんな言い方されたら何も言えなくなってしまうわよ?」
「そう?事実だもの、それにアルは私達と今ここにいるのだから関係ないわ」
「そうね、リリーちゃんの言う通りよ、アル君、なんの心配もしなくても平気よ、リリーちゃんは大丈夫よ、もちろん私もね」
この親子凄いな……全部知っても全てを受け入れてくれてる。こんな有難い話はないな……俺もそれに応えれるように行動しないとな
「今度で良いからその地球?って所の話も聞かせてね、そっちで長い間暮らしてたんでしょ?」
「そうだね、話すことはいっぱいあるから、少しずつ話していくよ」
地球の暮らしは、こちらの暮らしとかなり違うだろうから、話すことはたくさんあるな。全部話終わるのはいつになるだろうか?
「羨ましいわ。私も聞きたいわ」
「駄目よ、これは恋人の私の特権なんだから!それからお母様、アル部屋を監視してるでしょ?あれはもう止めて」
「あら?知ってたの?そうね、もう止めるわ。でも兄の間者までは無理よ?」
「それは伯父様を私が
リリーさんや脅迫するになってますよ?それにしてもやはり監視されてたか、貴族のお嬢様と一緒にいるんだから見られてるとは思っていたが……話を聞かれてないだけマシなのかもしれないが……まあこれから先は《ルーム》を使うから聞こえないけどね
「それと一つ聞いて良いですか?冒険者ギルドのギルマスって
「ベルトランのこと?あの人は私の夫だった人の弟よ」
夫だった人って、既に居ない人扱いですか……10年も放ったらかしたらそうなるか……こんな美人放って何やってるんだかなぁ……俺はリリーとは1秒たりとも離れたくない!それはそれでキモいか…
「アル君、やっぱり私も恋人にしない?精神年齢は43歳なんでしょ?私の方が若いわ、絶対に損はさせないし」
おっふ、リリーママのアプローチが激しい、気持ちはとっても嬉しいのだが……リリーがいるから駄目ですよ
「だから駄目よ!アルも惑わされちゃ駄目だからね!」
「大丈夫だよ、僕はリリーだけだから」
「他の人ならまだ良いの!お母様だけは絶対駄目だから!」
ん?他の人は良いってどういう事?わからん、リリーさんは何を仰ってるんですか?他に恋人作っても良いの?んなわけないでしょ……
「リリーちゃん、アル君が混乱してるわよ?ちゃんと説明してあげたら?」
「そうなの?貴族はね、貴族に限らないけど、地位やお金がある人は複数人の妻を持つ人が多いの、明確に法律がある訳じゃないけど、跡継ぎの問題があるでしょ?子供が産まれないと家が無くなってしまうから、だいたいの人は二人以上の妻を持つのよ。もちろん一人だけって人もいるわ」
なるほどね、地球の先進国ほど安心して子供を産める環境ではないんだろな、医療の発達具合によっては出産は命懸けになるだろうし……だから重婚も暗黙的に認められてるのだろう。先進国でも昔は愛人やら妾が沢山居たって聞くしな
「そういう事ですか、理解はしました。どうするかはリリーと話し合って決めます。」
「アル君凄いわね、普通なら『リリーちゃん一筋です』って言ったり誤魔化したりするんだけど、ちゃんと話し合うって言えるのは凄いことよ、ますます私も恋人になりたいわ」
「絶対に駄目!」
そこまで拒絶しなくても良いのに……まあ何か理由があるのだろう、聞くと藪蛇になりそうだからスルーしとこ
「話はこれくらいですかね?」
「そうね、アル君の事もわかったしまたいらしてね。でも次は結婚の報告かしら?それとも子供が出来た報告?」
「なっ!そんな事……」
「リリーちゃんもそんな事したいんでしょ?」
ママさんそれは超豪速球すぎます。リリー顔から耳まで真っ赤っかですよ?まあ俺もしたいけどね!でも子供は早いかな?
「リリー、話はほぼ終わったけど、これからどうするんだい?リリーの部屋でも見せてくれるの?」
「私の部屋?ま、まだ昼間よ!そういう事は夜にするんじゃないの?!アルがしたいなら良いけど……」
良いんかい!でも実家で致すのは流石に
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