その23・目が運転もの(夢幻戦史シリーズ)

 ここでは「夢幻戦史シリーズ」のみを扱います。趣向の合わない方はご注意を。



・SD

 なんと目が運転のみの発売となった夢幻戦史のSD(スーパーデフォルメ)もの!このタイトルで二頭身ものは後にも先にも無し。通常版も硬派な物語ですがこれもシナリオは同じ。


 確かこのゲーム、普通の小さな本屋で新品として340円で売られていました。この作品がどうしてこんな安物叩き売り状態に?謎が深まる中迷わず購入。


 ・・・その意味が分かってしまいました。このゲーム、アクションにも関わらず当たり判定が「曖昧」なのです。通常版だとスレスレで避けられるものがSDだと避けられずダメージを喰らいます。


 それに可愛さを増してSDにしたのでしょうがそのデザインは私の好みには合わず(独断と偏見)。しかし据え膳喰らわねばなんとやらで全クリア。


 後から分かった事ですが元となった「ぴーしー機関」の通常版2作目は画期的だったシステム「コスチューム変更(装備換装)」が存在していませんでした。


 更にその元となったパソコン版にはちゃんとありました。状況に合わせて武器を使い分けたりコスチュームを変えたりと中々頭を使わせてくれます。


 目が運転版にはそれが実装されていました。ここは誇れるべき箇所です!最強のバトルスーツよりも速いスピードスーツなどで敵をショートカットするのは快感でした。「音速シリーズ」で見せた機種の持ち味を活かしています。



・一作目

 実はコンシューマー機においては一番最後の後発だとか。故にぴーしー機関などでは主人公の声優(超ベテラン声優様)によるエンディングソングも流れていたりします。何でもやるなぁあのお方は。


 シナリオは大筋では変わりませんが悪役の配下がガラリと変更。色んな攻撃方法でプレイヤーを悩ませてくれます。一番困ったのが最大のライバルにして親友。


 ビジュアルシーンはROMカセット故に削られたりしましたが満足のいくものでした。何せ全シーンをカットされたMSX1版は何やっているかは全く想像付かなかったのでww



・三作目


 二作目でシナリオ終了となったパソコンでは開発されなかった3作目。

 今度は2人の仲間と合わせて交代しながらクリアを目指します。マニュアルや裏技に出ていた3D絵は二作目より可愛かったww


 前回からの変更点は武器に射程距離とパワーの貯めが若干ついた事ぐらいか。射程が伸びてもパワーが少なければ遠くに飛ばない。一番使いやすかったのは射程の全く変わらないムチ使いの魔族。


 こちらもビジュアルシーンはよく出来ています。残念なのはROMカセットでは容量が足りないためかステージがいくつか削られていたり。


 実はこの夢幻戦史シリーズにはVHSビデオによる販売促進映像が売りだされていました。初作となった2作目の分は宣伝から声優陣の舞台の裏側を撮影していたりなかなか豪華でした。


 私はブツを持っていませんでしたが、3作目を取り扱ったVHSビデオもありました。内容はぴーしー機関版のプレイ動画で、それに合わせた主人公と仲間達の解説&熱演ぶりがすごい!


 「こんな時は・・・無敵スライディング!」(超ベテラン声優様)


 でもね、目が運転版はスライディングして敵にぶつかるとダメージ受けるんですよ。某記事によるとステージカットの分だけ難易度を上げたらしくラスボスでは一番苦戦しました。そんな配慮いらんわ!ww



 ホントに余談ですが。


 「窓」を手に入れてから数年後「某八千八百一リバイバルコレクション」なるゲーム集が発売される事に。その中には私が愛してやまない「夢幻戦史」が両方とも入っていたので購入(「数字的悪魔物語」も入っていたのも嬉し)。


 カットされたビジュアルシーンを見てより物語が理解が深まりました。よく考えると八千八百一は色数が8色しかないのにあれだけの絵を描き切っていたのがすごい。


 もっともアクションではスプライトを使用したMSXの方が動きやすかったかも。後、某クラウド〇ァンディングは出来ませんでしたww

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