その28・光の軍勢3シリーズ後編(土星)

 ここでもタイトルのシリーズのみの掲載です。ご趣向の合わない方はご注意を。


・シナリオ1

 共和国視点によるストーリー。中立国で行われた帝国との和平会議にてアクシデントが発生。共和国は帝国の皇帝誘拐の冤罪を突きつけられ、早々に国に引き上げる事になります。


 主人公パーティーは共和国なので敵対関係である帝国は言うに及ばず、中立であるハズの商業国からも慎ましい外見からかかなり舐められています。汽車の駅員にすらww


 途中でシナリオ2の主人公・帝国の第3王子と友好を結びながら祖国に帰りますが、相次ぐ軍部の反乱を鎮圧する事に。主人公パーティーに敗れた将軍の子息が仕掛ける陣形の戦闘が熱い!


 最後は巨大な人型兵器と戦う事に?倒すのは難しいので罠にハメるのですが、頑張れば倒せるらしい?しかし何のメリットもないのだとかww


 余談ながらこの戦闘のみ戦力が足りない場合は酒場で傭兵を4人まで雇えます(自軍がフルメンバーなら1人のみ)。彼らの名前が過去作である光の軍勢2の仲間と被っています?



お気に入りキャラ:キャントール僧侶

 行動力があり何かと率先して動くお友達とは逆の慎ましい性格が好感持てます。


 このシナリオが中古屋で一番多く出回ってました。ラストがあんなのだから不人気だったのかもww




・シナリオ2

 シナリオ1と同時刻で帝国視点によるストーリー。今度は帝国の第三王子だから敬われ奉られる立場か、と思いきや実母が平民であり庶子生まれの主人公は国内貴族や軍部から冷遇されています。


 それ故に主人公は皇帝を奪還するための共和国追撃作戦にて兵も権限も与えられず単独行動を強いられる事に。独自行動を取り共和国の1主人公のパーティーとも共同戦線を張ったり。


 途中で同行してくるケンタウロス爺が厄介。またもやノンプレイキャラクターで勝手に動きまくりやがります。倒れても問題ないけど撤退数がカウントされます。そしてコイツはシナリオ3では従順になりやがるのです。


 見どころは何と言っても海上戦。仲間に大砲を操縦させ敵となった自国将軍の軍艦を撃ちまくります。大砲がダメージを喰らい過ぎ破損すると味方も撤退することになるので注意。


 紆余曲折を経て父親たる皇帝を助けますが、実は計算通りだった?主人公はそのまま共和国侵攻への先鋒として出撃する事に。律儀にも皇帝まで参加しますがやはり自動操縦。いい加減強いけど命知らずだし、やられると自動撤退になるので困るよババww


 この時1の主人公が見る事が出来なかった部分、共和国の領主間の連帯がヤバイ状態だったかを見る事が出来ます。将軍なんて大半は裏切っているし。


 最終戦では古代兵器たる巨大戦車を止めるべく主人公を囮にした作戦が展開。辛くも勝利するのですが暴走した戦車はとんでもない事に・・・。



お気に入りキャラ:森エルフのリーダーの恋人

 森エルフらしく慎ましい性格なのですが、商業都市では意外にも都会に憧れるミーハーな一面を見せるので可愛いww


 逆に今シナリオの発売台数は少なかったとか。私も遠くのゲーム屋まで走って手に入れたのはこれが最後でした。マニュアルには3つ集めるとプレミアムディスクが送付される応募券があるのですが、中古ソフトゆえに切り取られていたのでディスクがもらえなかったww




・シナリオ3

 シナリオ1と2で仲間入りしていた主人公はイノベイターの少年と共に史上最大の力を持つヒュードルの率いる戦闘教団と戦う事に。教団の操る古代兵器もバンバン出てきます。


 各シナリオでのパーティーは「寄せ集め」と言われるほど多種多様な顔ぶれですが、今シナリオは人外がひと際多い。おまけに主人公はドラゴンやユニコーンなどと会話ができるし。1と2の主人公では意志疎通はできません。


 序章が終わると事情あって一人の貴婦人を同行させる事になるのですが、戦闘力は皆無なのに敵陣に突っ込んで行きます。彼女が倒れるとやはり自動的に撤退扱い、誠に面倒ですww


 大変な道中を越えた先の宿命の対決、主人公がおいしいところを持って行きやがります。仲間の神子が探していた謎のキーワード「ジュメシン」の正体がアレか。場合によっては名前変更できるとか何なのさww


 敵の本拠地近くで1・2・3の全パーティーが集合し更なる転職をして修行をし直す事に。最終戦で交代で繰り広げられる全パーティーによる3カ所同時総攻撃は圧巻!



お気に入りキャラ:雪山の魔女

 最初は敵で倒すと仲間にはなれません。仲間入りするとどうも2の主人公が好みのタイプ。最終決戦前で操作を2の主人公と交代して会話するとアプローチしてきますww




以下ネタバレを。



・1

 エンディングではオープニングムービーで予告されていた通りの宿命の対決が待っています??共同戦線やったりしてせっかく育んできた友情が。


・2

 エンディングではやはり宿命の対決が勃発。主人公の軍師が言う「これはあくまでも不可抗力なのです」との言い訳は前シナリオにもありましたがホントにその通り。これも〇〇の思惑なので計算されつくしておる、しかし・・・。


・3

 一応の決着はみるものの「悪がいなくなれば善は・・・」という腑に落ちない結末に。旅立つ主人公と真ヒロイン(言うほど仲が良かったのか?ww)が見上げた空に浮かぶ聖なる箱舟が不気味。更に隠しシーンもあり。



 前話でも書きましたが「光の聖箱舟」をクリアしないと意味不明です。プレイヤーに想像の余地を与えてくれるのはいいけど、出来れば続編をやって欲しかったなぁ。遊び駅2でも同シリーズはあるけど直系ではなさそうだし。

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