第8話 オリジナルゲーム、制作開始?

 個人的ながら厨房時代は正直いい記憶がございません。仲の良いヤツらとはクラスが離れたし自分のクラスの中では人間関係最悪。孤独を味わっておりました。唯一マシだったのは最後の年ぐらい。


 故にどんどん引きこもり体質に。でも学校は通ってはいました。それにガッコが終わった後なら仲の良いダチと遊ぶのも自由だったし。



 時間が遡りますがその一年前に手に入れたゲームは今は無きぷ○○よの会社の開発、「円盤駅(和訳です)」でした。

 毎月他会社のゲームの広告・体験版やちっこいゲームがどっさり入っていた月刊雑誌ならぬ月刊ディスクです。

 windowsでも販売していたけど2000年で廃刊した模様。


 私は途中から購入した新参者ですが目に焼きついた連載ゲームに「魔道士ラル○」なるアドベンチャーゲームがありました。


 全3話で終了しましたがラスボス以外は主人公を含めて全員獣人となかなか味のあるキャラクター達でした。またちいさい絵だったのでアニメーションもふんだんに使われておりました。


 このゲームは後に内容を追加し総集編として一本の作品となりました。



 実はこのゲーム、BGMルーチンなどはマシン語(基盤に直接命令を送る0と1で構成された難しい言語・動作が高速)で構成していますが、プログラム自体はBASIC言語(英語を元にしたわかりやすい言語・マシン語に翻訳しながらなので動作が遅い)で書かれていたので簡単に解析出来たのです。


 余談ながら解析している時に動作を誤りデータを上書きしてしまい、御社にはフロッピーを有償で修理して頂きましたww


 ちっこい絵を表示してテキストを表示・・・このやり方を見て「自分もオリジナルシナリオでアドベンチャーを作って見たい!」という衝動に駆られました。



 実はこれ以前に扱いやすいお絵描きソフト「ぐらふ恐竜」なるものを手に入れていました。しかし全画面256×212ドットで絵を描いていたためファイルサイズが大きくなり、一枚のフロッピーにたくさんの絵を詰める事が出来なかったのです。なので一度は夢を断念してしまいました。


 更に円盤駅には購入者の投稿コーナーとして小さいサイズの絵を募集・掲載していました。そんな投稿者のために小サイズに対応したグラフィックツール(色は512色中の16色のみ)も完備されていたのです。まさに至れり尽くせり。



 まず手始めに円盤駅にあった「魔道士ラル○総集編」の宣伝広告のようなものを作って見よう!


 BGMを鳴らすプログラムは難解なマシン語を扱う必要があるので「魔道士ラル○」から拝借し(←ぉぃ)62×54ドットでイベント絵を描いていきます。そして文章を書き終わりプログラムで構成して完成!


 家に来ていたダチ達に見せびらかすとなかなかの好評でした!これに味を占めて本番のゲームを作る事に。



 とりあえず使わなくなった学習帳にイメージの絵と文章を書きました。次に絵をCGにするのですが、絵がたくさん必要なのでサイズを50×50ドットにて設定。


 とりあえずキャラクターの顔グラを描いていきます。一枚一枚出来上がって来るとそれはもうワクワクドキドキ!


 新たに絵を追加するべく絵のファイルを開こうとするとエラーメッセージ。何をどうしても絵が表示されず。すなわちファイルが破損しました。


 バックアップの重要性を思い知ったワケですが、しばらくの間ショックでゲーム制作に取り掛かれなくなりました。

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