第9話 ツクールで作って見る事に!

 ゲーム制作を志すもファイル破損で戦意喪失した私ww

 そんな中でイラスト描いたりしてひたすらゲーム設定ばかり作っていました。いつの間にか一つのシナリオが第四部にまで発展する事にww



 そんな折、ダチのA氏が自分の友人T氏(MSX所持者)を連れてきました。そして私の愛機MSX2+にフロッピーを差し込み電源を立ち上げます。


 それは月刊雑誌「MSX雑誌」が作りしRPGコンストラクションツール「団手(漢字あて)」でした。


 いわゆるドラ○エ形式のゲームシステムでマップパーツを作り、敵の絵を描き強さを設定する事で自分だけのRPGを作り出せるものでした。BGMは固定でしたが。


 今でこそPCはもとよりコンシューマー(ゲーム機)にすらツクールがあるのは当たり前になっていますが、未だ一からプログラム開発から作り上げていた当時としては画期的なツールでした。


 A氏とT氏との共同で作ったゲームは・・・私naimedの顔をブサイクに描いた主人公で、スタート地点のマップは勝手に人の家の間取りまで再現してやがりましたww途中までながら敵を倒したりとなかなか充実させていました。



 興味をもった私はツールを貸してもらう事に。データディスクを作成し自分で作って見ると結構簡単に出来るではありませんか!

 更に何をとち狂ったのか第4部の最終シナリオから作りましたww


 頑張って完成まで漕ぎつけたのですが、最終直面での中ボスを強くし過ぎて全く倒せなくなりましたwwなので失敗作とみなしデータを消去する事に

(今思えばしなきゃ良かったww)



 そうこうする内に第2段の「団手2」が発売される事に!今度は敵に体当たりして倒すアクション型のRPGシステムになります(例:イー○1&2など)。これを手に入れるべくA氏と某ジャパンブリッジへ向かう事に。


 某大手電器ショップの一角にあったゲーム自動販売機「武(訓読み)」に向かい手続きしてお金を入れます。取り出し口から出てきたフロッピーを機械に差し込み希望したソフトのデータを書き込みます。

 後にMSXの衰退期にもこの自動販売機は重宝しました。



 今度のツールは前作に比べて自由度が高く、オープニングやエンディングのシーンが作れるだけでなく音楽まで打ち込める優れ物!しかも付属のサンプルゲームがかなりの本格派!

 滅茶苦茶だった4つのシナリオをお蔵入りさせ、初期の話を改良して作りまくりました。BGMも簡単ながら作曲するほどの入れ込み様。


 データディスクを一枚丸ごと使用しそれでも足りないので2枚目に突入すると、自然とやる事が多くなりモチベィションが低下。見事に開発が止まってしまいましたww

 しかし前作の反省を踏まえ、今度はデータを残してあります。今更使い道は無いけどww



 余談ながら「団手」は月刊「MSX雑誌」にてゲームコンテストを開いていた模様。ググって検索するとMSXユーザーの応募作品が見れるかも??


 逆に「団手2」も同じくMSX雑誌で募集をかける予定が、間の悪い事に同雑誌が廃刊となり立ち消えに。高性能のツールだけに勿体ない結末となりました。

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