その15・抜〇伝説
1987年発売となった「抜〇伝説」(副題:翼を持った男達)。それぞれの事情から抜忍(忍者の組織から逃亡した忍者)となった3人の男達を主人公としたRPGです。それぞれが独立したシナリオとなっています。
発売当初はMSX1だったので買いませんでしたが、「MSX愛好家」では主人公達のシナリオ進行が中盤まで記事として掲載されていました。グロ画像が印象的ww
それから何年後かにMSX衰退期の中でこのゲームを新品で手に入れる事に!
当時「S〇FB〇X(伏せ字になってねぇww)」のメーカーが廉価版ゲームを売りだしていたのです。パソコン店だけでなく少し大きめの書店でも扱っていました。
パッケージを見た瞬間、雑誌記事の印象が蘇ってきたので即ゲット。さっそくプレイする事に。
ディスクアクセス多過ぎ、画面表示が手間掛かり過ぎ。
敵のエンカウントはともかく、メニュー開くたびにいちいち画面消しては描き直すシステムはどうにかならんかったのかのぉ?
マップは舞台となった伊賀・甲賀を中心とした琵琶湖を含む近畿地方。歩くの遅ぇと思っていたら一歩一歩の時間がかなり経過しているよう。
当然歩いているだけで腹が減るものです。食料は近くの村の畑で米・もち米・麦・野菜を略奪しww森の中では桃・李など果物を現地調達。
しかもこのゲームには重量設定まであり、限界を超えると持ち物を捨てなければなりません。
敵と戦う時には忍術も使えるのですが高度なものは武器以外の道具が必要になる。また天候や地形に風向きや時間などの要素も含まれてくるので、術が使用できたり使用できなかったり。
オマケに戦闘から「逃げる」事は何時でも出来ます。しかし所持アイテムをぽろぽろ落としている事に!戦闘回避する時はちゃんと脱出用忍術を使いましょう。
リアルだけど面倒臭ぇ。しかし慣れてくるとハマってくるのです。テキスト表示だけですが意外と面白い。
メニュー画論では物作りが実行できます。最初から作り方を知っている忍び携帯食を確認。具材を集め酒などの材料をなけなしの金で買って作ると経済的。それに腹具合も畑で盗ってきた米などに比べて少量で済むのです。
更に主人公達は3人ともシナリオ進行で琵琶湖の島に行く必要があります。その内1人は水術使いなので手ぶらで行けるのですが、後の2人は忍び船を作る必要があります。
船の作り方を知っている村の長老から大金払って知識を聞き出します(値段言うてくれたらええのになんで心積りで判断するんや?ww)。それから町だけでなく森の中で材料を揃えて作るのも面白いのです。
変わって山や崖を登るのに蜘蛛梯子が必要だったり(1人は元自然児なので要らない)屋敷の中に侵入・脱出するのに壁に穴を開ける道具が必要だったりと枚挙に暇がありません。
うかつにセーブをするとクリア不可能状態の「ハマリ」になってしまうww
後、強制イベントとして3人で同行する場面もあったり。相談すると食料や道具は分けてもらえたりしますが、知識や忍術を教わるのは当然のごとく無理。このコマンド必要あったのかのぉ?ww
システム上色々と苦言を呈しましたが、本作の魅力は何と言ってもシナリオに尽きます!忍者同士の戦いに人外の存在との交流となかなかプレイヤーを飽きさせません。
更に別会社の「武来(漢字当て)」というゲームにおいて本作の水術使いがプレイキャラの一人として参加していたり。シナリオライターが同一人物なのでこういったスターシステムが使えるのです。
あまり万人向きとは言い難いのですが、面倒臭いパラメーター管理が苦にならない方はハマるかも。
とは言え2023年現在でpr〇jectEGGでは扱ってないので新規プレイは残念ながら不可能です。プレイ動画を見るしかありません。
PS.
本作をプレイされていた方へ。
「松肉」って何なのでしょう?森の中で採れるから「梅肉」の誤植でわ??
ご存知の方がいれば是非ご一報を。
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