その14・翠玉龍
前話の×ak1作目と同時購入。様々な機種やコンシューマー機に移植された完全なシナリオ重視RPGです。
~ブルードラゴンの主人公は幼少期に一緒に育ち去っていった人間の少女の危機を救うべく人間に変化して呪われしイシュバーンとへ向かう。~
ゲームをやった事のある人なら否定は出来ない事実、マップが非常に広大。
全て実物大で出来ているため隣の町や砦に向かうのも一苦労です。終盤での敵要塞は人間の町よりもえげつない。ずっとカーソルキーを押し続けるハメになりましたww
おまけにテレポートなどのありがたい魔法も使えず。全て自分の足で歩くしかないのですww(イベントではありました。また「ぴーしー機関」版ではイベント後は魔法でショートカットが使えた模様、いいなぁ)
戦闘は行動ポイント数の中でキャラクターを動かして敵に接近してのコマンド式。しかし操れるのは主人公のみで仲間達はすべてAI操作。魔力たるMPの概念がないのですが、主人公に決定権がないため無意味ww
システム上特にヒロインから迷惑を被るユーザーが多かったとか。回復魔法が使えるのにある程度レベルがあがると一切使わず、特大レーザーを放つばかりww(敵には強力に効くけど)女僧侶兼戦士様の有り難味を感じますww
更に最終局面では主人公とならんで剣士の役割を担う王子様が時折ザコ敵に瞬殺される事も(倒される時の音が気持ちいいww)システム上シナリオ重視のため戦闘で一人でも倒れるとゲームオーバーになるのです。
しかもレベルが上がるのは主人公とヒロインのみだから他の仲間は鍛え上げる事も出来ねェ。再加入やイベントで強くなったりはしているので最低レベルの弱っちいままではありません。でも伸びしろが無い。
意外とこのゲームは主人公よりも仲間が死なないように指示を与えてフォローしていくゲームなのかも??
余談ながら超家族計算機の版では主人公による「龍変身」なる自殺行為も出来たりして矛盾してるなー。(舞台となるイシュバーンという土地は龍族のみへの呪いがかけられているのです、アイテムを使って人間に変身する事で活動が出来るのですが元に戻ったら終わりやんww)
ゲーム中の相談コマンドは有り難かった。ゲーム中のメッセージを見逃していても仲間達との会話で再確認出来るので。シナリオ重視のゲームなのでキャラクターがいい味を出しています。
主人公「おっ、かわいい娘がいるじゃん!」
王子様「ちょっと待てよ、ここは俺に任せろよ、か~のじょ!こんな所でじっとしてるとカゼひいちゃうよ」ww
(ごめん、相談コマンドやのぅて某隠しシナリオから引用)
時折ビジュアルシーンでアニメがあるのでぐいぐい世界観に引き込まれていきます。当初は悪の元凶だと思っていた魔王の裏には・・・人間が台頭する以前の過去の歴史が現在も尾を引いていました。こんなの見ると現実世界と大して変わらんね。
CGもBGMも素晴らしいのですが、一目を惹くのがキャラクターの名前。なんでもゾロアスター教から名前を決めているのだとか?(サオシュヤントにアヴェスタとか)聞き慣れない中東系の名前なので変わった雰囲気が楽しめます。
エンディングはどこか寂しさを感じさせつつ、若者達の新たな出発を見せてくれます。
このシナリオ、実は小説による続編があり前作を覆す内容となるらしいのです。〇族の分裂やその英雄の死、倒した宿敵まで復活する恐ろしい展開を繰り広げるのですが掲載雑誌の関係で未完。読んで見たかったなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます