私のMSX&ゲーム機遍歴

naimed

第1話 「家族計算機」の印象

「家族計算機」


 初登場から今年2023年をもって40周年を迎える言わずと知れた名機です。


 当時ショーイチだった我々は未だテレビゲームという物を知りませんでした。あるのはゲームウォッチぐらいだったかと。


 片田舎ゆえに家の近くにもゲームセンターなるものは無かったので、テレビゲームとは無縁の時代でした。


 その頃何して遊んでた?ダチと「おにごっこ」「かくれんぼ」やったりと今では考えられんような健全なアウトドア派でした。


 また用事もなく自転車に乗って1キロ圏内をあちこち走り回り、何故か仕事に出ていたハズの親の知る所となり、家帰ってからお叱りを受けたりと普通のお子ちゃま?でした。

(問題の場所はいわゆる工場地域で大きな川があり、昔の事なので仕切りに使われている安全柵も今ほど頑丈ではなかった記憶があります。車道と歩道の区別も曖昧でその割には車はバンバン通りまくるし。そりゃそんなトコでウロウロしてたら怒られるわなww)



 その年の冬頃。(各家々ではこたつを使っていた記憶があります)


「俺ンチ、『家族計算機』買ったんや!みんな遊びにこいや!!」


 と言うのはガッコのクラスでのボス的存在。その声に賛同して7~8人で日曜日の昼に彼の一軒家へ突撃する事に。


 記憶では「毬男兄弟」をずっとやっていました。未だに続く超人気作となった名作「超毬男兄弟」の前作です。考えて見ると今まで一度もプレイしたことがないww


 参考URL https://www.youtube.com/watch?v=sEBEBvP6k6g


 ボス含めてダチ共はメチャクチャ盛り上がってましたが私は結構冷めてました。だってコントローラー貸してくれる順番回ってこないからww


 その頃気弱だった私(今も大して変わりませんが)は盛り上がっている中に入り込んで「俺にもやらして!」と懇願する勇気もなく指くわえて見ているしかなかった。

 ヘタレです、言われる前に言っておきますww


 結局一時間ぐらい観戦していましたが、ゲームをやらない事には面白さなんてわかるハズもなし。見ていてもつまらんので家に帰る事に。


 テンションアゲアゲな連中に水を差すのも嫌なので黙って抜け出し、ボスの家の人には「お邪魔しましたー」と声かけて帰りました。



 帰り道にて信号待ちで自転車を止めて、冬の空を見上げて一言。


「んー、『家族計算機』・・・何が面白いんやろ??」


 これが初テレビゲームの感想でしたww

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