その7・動物国〇人事件
MSX1用「動物国〇人事件」。推理ものアドベンチャーゲームです。会社は何とあの四角エニッ〇ス!
今でこそ某ドラ〇エシリーズで有名となりRPGを世に送り出していますが、ドラ〇エ開発以前ではむしろアドベンチャーゲームが大半でした。
「港ピア連続〇人事件」と言えば家族計算機ユーザーの方々にも解りやすいかと。他にも不朽の名作漫画「北斗の〇」やお色気ヒーローものの「翼人」に至っては3作も出ています。またロボットアニメが主流だった当時に発売されていた「地球戦士雷ーザ」なるゲームにはひそかに憧れていたりしてました。
中には今の規制だと成人指定ものもあったり?裸がでてくるだけらしいww
御社製はもとより他社からもかなりの数でMSX1のアドベンチャーゲームが出ていましたが、メディアはカセットテープ。大半のテープゲームを動作するにはメモリたるRAMが32キロバイト以上ある事が前提でした。
私の機体は16キロバイトと動作不可能だったのでテープゲームを購入した事はありませんでした。逆にROMカートリッジで32キロバイト必要なものは少なかったのです。
しかしこの「動物国〇人事件」はROMカートリッジなので必要RAMは16キロバイト。これならイケる!とばかりに購入しました。
アドベンチャーゲームを作り続けていた御社だけあって、制限のあるMSX1のグラフィックでも綺麗な画像に仕上げています。出てくる獣人達もコミカルで可愛いタッチなのですが物語はかなりシリアス。
~宝石商のゴン吉(キタキツネ)が殺害され店の貴金属が盗まれる強盗事件が発生、新米警官おいどん(犬)と共に事件の捜査に乗り出す~
事件現場の現場検証から被害者の家族・その交友関係を持つ様々な人物(みんな獣人だけどww)からアリバイや被害者とのやり取りなどを聞き出します。
途中から引退した元刑事が助けてくれますが、その後で飲んだくれて態度が悪くなり「犯人は・・・お前たちだ」とのたまい協力を仰げなくなる始末。(実はこれが最大の伏線だったり)
物語終盤手前で真相を探るべく「迷いの森」を捜査する事に。ここで迷路のようなフィールドを歩き回る事になります。変な仕掛けがあったりで結構ムズイ。しかし重要な証拠につながるブツがいくつか出てきます。
最終直面で犯人が判明するのですが・・・何ともやりきれない結末に。
それだけでなく元刑事から語られる真実、まさかこんな展開になるとは。
これ見た当時はこんなラストがあるのかと感動しました。大人になってから考えればちょっと反則技かな?ともあれ満点の出来映えです。
BGMは推理物にありがちなハードボイルド?なものや軽快なもの・核心に迫るものといった雰囲気を盛り立てていく素晴らしい音楽ばかり。
残念な事にこのゲーム、他機種版はもとよりpr〇jectEGGでも販売されておりません。やはり動画を見るしかないようです。ストーリーが気になった方は是非!
余談ながら家に遊びにきたヤツにこのゲームをさせる前に犯人当てをさせましたが誰も当たらんかったのぅwwダチのS氏は本好きだったのでハマってました。
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