その8・灰土来度3

 PCゲームの超有名作・灰土来度、ご存知の通り家族計算機にも移植されています。


 初作たる灰土来度1はダチのM氏に借りてやっただけ。それもやり方がよく分からなく上手く進められないまま返却しました。今思えばもうちょっとやり込んでおけば良かったかww

 PC雑誌に大々的に取り上げられていた続編灰土来度2も特に興味を示す事無し。


 しかしショーロクの時についに出ました灰土来度3!当時MSX1からMSX2に移行していた時にもかかわらずMSX1版も発売されるとの事で購入!



 さっそくキャラクターメイクから始めてゲームスタート。選べるのは戦士・盗賊・僧侶・修道士の4つで当たり障りなく戦士に決定。その割には体力低いなオイww

 開始地点から敵に囲まれていますが無視してすぐそばにある町に入ります。


 歩いている色んな一般人から話を聞くも正直邪魔ww進行方向を見事に塞いでくれるから。イライラしながら待ってようやく武器屋に入ります。


 おお、なかなかいいラインナップじゃないか!とは言え所持金は大した事はないので安物の「ナイフ」と「革の服」に「盾」を購入。これで冒険に出られるぞ!と意気軒高に武器屋を出ます。


 ぅ、動けん。なんじゃこりゃ?どれだけ粘っても進まない、押し続けて数秒後ようやく一歩動く始末。


 そこでウィンドゥメニューを開いて確認すると完全に「重量オーバー」でした。実はこのゲームでは持ち物全てに重量が設定されていて(金貨まで)自分が持てる重量を越えると動きが制限されるのです。なんてリアルな設定だww


 重量計算すると革の服と盾とが原因か。武器屋に戻って返品を・・・動けないww全く話にならん、泣く泣く防具を手放す事に。(戻っても返品は不可ww)


 ようやく動けました。じゃあさっき捨てた盾だけでも回収しておこう。ウィンドゥメニューを開いて「足元を調べる」を押します。結果は「何も無い」・・・なんでや、さっきそこに捨てたやん!ww


 ご存知の通りRPG全般において「アイテムを捨てる」というのはその場に置くのではなく、破棄して二度とお目に掛からないという事でした。

 実は本格的なRPGをやるのは初めてだった私、RPGとはこういうものかと納得しましたww



 さてお次はアイテムも買っておこう。武器屋とは別の店に行きます。「かぶと」もありますが完全無視ww体力回復剤とか訳分からんから「食料」を2~3個買っときゃ安心でしょ!(大いなる勘違いww)


 準備を整えて今度こそ冒険に・・・行けない。また重量制限で素早く動けないww原因は食料か。結構重たいので仕方なく1個だけにして残りは今食っておこう、S〇Gsの精神だしww(当時はそんなものなかったです)


 その後、ザコ敵を狩っている最中に突然体力が回復した?良く見ると使わないで取っておいた食料がない??つまり体力回復と食事は別物であって時間がくれば食事が必要となるのです。(同シリーズ1・2のように自然回復はしません)


 もし食料がなければどんどん体力が減って行く事になるので、最低でも1個は携帯すべきです。他にも時間制限で夜になるとこちらは攻撃力が若干減りモンスター達は凶暴になったり、宿屋に泊らず睡眠不足ならまたもや体力が減る始末。現実社会は厳しいのぉww




 戦闘は体当たりではなく武器を当てなければなりません。敵と自分とのリーチを考えながら攻撃。最初の難関は飛び道具を撃ってくる「食人樹」。

 よく見ると死角が存在するのでうまく懐に入ると割と簡単。危ないのは草の茂みに擬態している時と画面切り替え時に受ける不意打ちぐらい。


 面倒なのは善良モンスターの存在なのです。コイツを殺してしまうと精神力が一気にガタ落ち。そうなれば店の買い物の値段が飛躍的に上がります。当然?ながら悪のモンスターを倒せば精神力は上がりますが微々たるもの。名誉回復には時間がかかるものですww


 モンスターの善悪を見分ける方法はただ一つ、向こうから攻撃してくるか・攻撃してこないかだけです。間違って手傷を負わせると善良であっても反撃してくるから始末が悪い。


 当然開始エリアにも「樹の精」なる善良モンスターがいます。困った事に「食人樹」と同じチップなので全く見分けがつかん。しかし観察すると前者が動き回るのに対して後者は固定なのです。こんなことまで要求されるのか。


 次のステージたる200建ての塔では「スライム」「吸血こうもり」なるモンスターがいますが善良タイプ。特に前者は開始フィールドで狩りまくった「ジェリー」にそっくりなので思わず虐殺してしまいますww



 その頃よく遊びに来ていたS氏は見事にハマっていました。しかも進行の仕方が手堅く安定しています。

 また長年の付き合いとなるA氏は体力の高い「僧侶」でメイキングして武器を攻撃力の下がる「スリング」なる飛び道具を選び安全にモンスターを狩ります。

 どいつもこいつも私よりもずっと上手かったww



 雑誌紹介では中ボスの「三つ首のドラゴン」が取り上げられていますが、他にも古代文明の遺した宮殿の登場や地割れから宇宙空間にまで進出するという前代未聞のスケールぶりを見せつけます。更には並行世界の異次元にまで舞台を移します。


 ラスボスの正体とその役割が意外でエンディングは斬新的!(このあたりからゲームだけでなくアニメでもあんなラストが多くなったね)



 このゲームは家族計算機はそのままのタイトルに、「目が運転」では「スーパー灰土来度」なる名前で移植されました。

 やる事が多過ぎて面倒臭いですが慣れればハマる事間違いなし。

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