その5・MSX版Xanad〇上

 古参PCユーザーならば聞いた事のあるベストセラーゲーム。対応機種は八千八百一・×ワン・ラジオ局77と幅広い範囲でした。様々なPC雑誌でもよく記事に取り上げられていた事。御社の竜討伐シリーズ2作目。


 早い段階でMSX2でもあったけど当時はMSX1だったので未プレイ(某検索サイトでは酷評)。

 しかし後年MSX1で8キロバイトの機種でもプレイできる2メガROMで発売されたのです!


~地下迷宮の最奥にありと言われているドラゴンスレイヤーを手に入れてキングドラゴン・ガルシスを倒すのが使命~


 とかく画像向きではないMSXの性能を最大限に活かしての訓練所や武器屋などの店のCGの描き直しされています。能力を振り分けるトレーニングラウンドではワクワクしたものです。


 他機種版と違い、いつでも前のLevel(面)に戻る事ができるのでアイテムショップも利用できます。

 しかしMSX版オリジナル設定でボッタクリ価格(すり抜け・空飛び・つるはし・透明化などのチートアイテムは最低でも1マン、それ以上の所持金だと90%以上はふんだくられる)となっている故に利用した事が無い、あくどい姉ちゃんよのぉww



・一回目


 最初の面Level1。ここぞとばかりにモンスターを殺戮しますww終いにゃいなくなったよ、これで安心して歩き回れるぜ!

(実はこれが最大の遅延トラップでした)


 けれどレベルは上がらじ。そうだった、経験値積んでもTempleに行かないと駄目だったよ。昔のRPGは経験値を積んだ上で別施設にてレベルを上げてもらいました。

(これもRPGにはあるまじきトラップの一つ)


 エリアに点在する3つの塔を攻略。とりあえずボスは後回しで塔の中を探検じゃ!入り口にいる炎の敵なんざザコだよ!倒しまくれ!!



 ここでとんでもない最初のトラップが発動。


 このゲーム、ザコ敵が群衆で襲ってくるのですが一度全滅させても復活します。そして2・3回と繰り返す内に4回目で全滅します。

 途中の段階で敵のステータスや出現数も変わるのですが、この塔の入り口を守る炎の敵は4回目でケタ違いで強くなるのです。


 倒すには水の魔法を使うか金を奮発して高ランクの武器で倒すしかないのです。これで不必要な出費をしてしまう事に。


 何とかLevel1のボスを倒しやる事も無くなったので次のLevel2、そしてLevel3へ向かいます。


 またまたボスを倒し超重要アイテム「クラウン」を手に入れました。これは最重要武器「ドラゴンスレイヤー」を手に入れる鍵の一つなのです。



 そしてLevel4へ。ここにきて資金不足になってきました。何せレベルを上げるごとに消費するfood(食料)がみるみる減って行きます。無くなるとBGMがヘンテコになり体力が減少します。文字通り背に腹は代えられぬww


 要するにレベル上げで最大体力が増加すると食事の量も増えるので常に食料の数に注意を払わなければなりません。

 経験値があるからと調子に乗ってレベルを上げまくるとこんな痛い目に遭います。レベル上げのタイミングも慎重さが求められます。


 更に鬼システムとして行く手を阻む扉を開くKeyは最初こそ痛くもかゆくも無い値段なのですが、レベルと比例して高騰しやがります。まるで現実社会ですww



 こんな社会(違)に文句を言う訳にもいかず金の無いまま進行。おっとここいらでセーブしよう。


 何とか塔の中も攻略できた、お次はLevel5に向かうぞ!その前にステータスの確認をば・・・なんじゃこりゃあ!KRM(カルマ:罪業)の数値が上がっとるやないかい!!


 カルマの数値、いわゆる罪を犯せば増える数値です。モンスターの中には善良なヤツもいてソイツを倒すと加算されるのです。

 必須武器ドラゴンスレイヤーのある塔に入るには4つのクラウンとカルマが0である事が条件になります。こいつぁヤベェ!!


 増えたカルマを減らすにはBlack potion(毒)を飲むしかない!ちょうど腐った脳みその敵が毒をドロップするのでやってやる!!


 何度も毒を食らってようやく0になりました。ここでひと息ついてセーブ。

 しかし次の日、またもやカルマが増えた?どういう事??


 その後何度やってもカルマは減るどころか増える一方でいよいよ最大値の255をマーク!ダメだ、もうこのキャラクターではゲームを続けられない。

 ここは放棄しよう。


 後で分かった事ですがこのゲーム、任意セーブする時に金を取られるのです。当然金を持っていない状態でセーブすると罰としてカルマが加算されます。知らずに金欠でセーブしまくるとカルマが消える訳ないわなww


 Keyと同じくレベルが上がれば上がるほどセーブ料金も上乗せ。何て凶悪システムだww


 後半へ続くww

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る