第5話 転校と移植ゲーム
ショーヨンになった頃、ようやくつまらなかったガッコ(色々あったのです)に行くのも楽しくなってきました。新たなMSX所持者がクラスメイトになったり、クラブが始まったりと世界が一気に変わりました。
しかし家の都合で引っ越しガッコを転校する事に!距離的には自転車で通える距離ですが、やはりガッコが違うと今までのダチとは疎遠になるものよ。
新天地たる場所ではイチから友達を作り直すのですが、MSX所持者が少ない。何人かいましたが前ガッコのヤツラほどの付き合いにはなりませんでした。遊ぶ時間が合わなかったのも理由。
この辺りから一人遊びに引きこもって行く事にww
ちょうどこの年からMSXのカートリッジでメガROMなる規格が出現!簡単に言うとデータ容量が格段にアップする事になったのです。
つまりボリュームたっぷりのゲームが楽しめる事に!
本体のRAM容量がワードファイルの2~3倍の世界で1メガバイトなんてパワーアップしまくりじゃ!
1メガバイトは約1000キロバイト、今は無き2DDフロッピーディスク(720キロバイト)より少し大きめ。
しかしネットで調べてみるとこの仕様はメガバイトではなく「メガビット」だったのです。詳細は省きますが単位がケタ違いに低いのです。
すなわち1メガビットでは128キロバイト、2メガビットでは256キロバイトとなります。最大でもRAMが64キロバイトしかないMSXではこれだけでも相当すごいけど。
とは言えこのメガROMの登場でMSXでは考えられなかった他機種のゲームがどんどん移植される事に!パソコン雑誌「基本的雑誌」で他機種の綺麗な&楽しそうなゲーム広告を指くわえて見ているしかなかった日々に光が差し込みました!
紹介したいゲームは色々あるのですが、ここは敢えてnaimedが心の名作たる某「夢幻戦史」をば。ギャルゲーの走りと言われたゲームですがショーヨンの坊主にはあのイラストが刺激的過ぎましたww当然買い。
パッケージイラストとは裏腹に硬派なアクションゲームで難易度が高くマップも広いから手こずる手こずる。クリアする事はできましたが何かが足りない?
実はこのゲームのウリ、ビジュアルシーンが完全カットされていました。物語は説明書読むしか分からんww
余談ながら遊びに来てた「家族計算機」持ちのダチ2人は私が上記ゲームやっているのを見て、家族計算機版「夢幻戦史」を購入していました。
しかしアレは全くの別物の上に難易度が更に高かったため、購入のきっかけとなった私は理不尽にも恨まれる事にww
続いて上記ゲームと同じ会社からの「数字的悪魔物語」。
いわゆる超有名なメ○テンですがこちらは上から見下ろすアクションゲームな全くの別物。原作小説を元にセフィロトの樹(某福音戦士のオープニングに出てたヤツ)を始めとした西洋魔術要素がふんだんに散りばめられた設定には妙な魅力があります?
しかし他機種版に比べて色使いがドギつく、ビジュアルシーンやお助けキャラのヒントシーンのグラフィックは2色画像ww
元来MSXには高解画像モードでは「横8ドット中2色しか使えない」という恐るべき制約があったのです。
(例:横じまの虹は細かく描けても、縦じまの虹は細かくは描けない)
そう、移植したにも関わらずハードの限界で他機種版とも色々違い過ぎましたww
おまけにMSX関係の雑誌には攻略法が見当たらん。正攻法が分からんまま根性で自力クリアしたものです。
エンディング画像も当然2色、見ていたダチどもにバカにされまくりでしたww
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