第4話 プログラミングに挑戦・挫折と気付き
この当時のゲームカセットは五~七千円とホントに高かった。何せ基盤で作られているのでコストが掛かる。その上にガキンチョなのでその時の云百円の小遣いごときじゃ到底買えん。
パソコン購入と一緒に付与されていた2種類のマニュアルは明細に書かれている文章でしたが、鼻タレ小僧には意味不明。兄貴も読んでいていたけど特にパソコンを扱う訳でも無し。
そうこうしている内に別の兄が「懐銀行アクションゲーム集」なる雑誌を買ってきてくれました。画面写真見てはすげーなぁとため息つくばかり。
そこで冒頭にある「おにごっこ」なる短めのプログラムを打ち込んで見る事に。
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1時間ぐらい掛けて打ち込み、F5ボタン(BASICプログラム実行命令「RUN」が組み込まれている)を押してスタート・・・・・・・出来なかったww
エラーメッセージが出てきて中断。どうやら命令文に間違った所があった模様。こんな経験は初めての事だったのでパニックになり、家の人を捕まえるも「私にゃ分からん」で逃亡され。ちょうど兄貴達も外出していたので聞けず。泣く泣く諦めて電源消す事に。
初めての失敗でへこたれていましたが、別の日に再挑戦!
しかし時間が滅茶苦茶掛かるのは変わらずww COLORやSCREENにGOSUBなど英語に慣れないショーサンごときでは理解不能。
みんな楽しく遊び回っている土曜日に何やってんだと思いつつ、キーを打ち込んでいる時に気付く。
「俺、なんで鼻歌うたってんのや??」
そう、プログラム打つ最中に鼻歌を歌う妙なクセに気付いたのです。いつの間にか必要のない行動を取っていた事に!wwじゃあそれを止めればどうなる??
驚くほど集中し打ちこみ速度が倍加されました!今までの苦労は一体?さっさと気付けよ?仰る通りですww
そしていよいよ「おにごっこ」が完成!簡単なプログラムなので敵の動きも単調ですが、自分の力で出来た喜びを噛みしめます。そこで更に気付く。
「プログラム残したいけどどうすんのや?」
ようやくここで記録媒体(当時は一般的なものはカセットテープ)を持っていない事に気づく。せっかく正確に打ちこみましたがずっと電源つけている訳にも行かずスイッチオフww
またMSXを教えてくれたダチK氏がウチに遊びに来た時、「懐銀行」の本を見るなり「貸してや?」と言ってきたので手渡しました。
後日に本を返してもらいにK氏の家へ行くとどんどん打ちこんでいやがりました。ここで素人と玄人との実力の違いを見せつけられる事になります。
テープレコーダーを購入してからは短めのプログラムを打っていました。しかし長い物になるとどうしても気遅れしてしまい放置ww
他にもパソコン雑誌の王道たる「基本的雑誌」も手に入れましたが、懐銀行の掲載のものよりも更に長いものがどっさりあり心が折れましたww
いつかは全部打ちこんでやると心に誓いながら、日々市販ゲームを遊び尽くしていました。(今現在もなお全部打ち込め切ってはいませんww)
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