番外編・ゲームプレイ日記

その1・魚ー路井戸

 ショーサンの時にMSXを教えてくれたK氏(第2話参照)。彼の近所にはもう一人MSX所有者の1コ上の先輩様・H氏がいました。


 H氏の持っていた「魚ー路井戸」をK氏の家で見せてもらう事に。いわゆるロボット対戦ものなのですが2人でやると熱い!BGMもカッコイイし!!


 武器は銃を扱い、敵に接近するとキックを入れられます。銃は使えば使うほど自機のエネルギー(体力)を削って行きます。

 勝つごとに画面中央にある勝敗メーターが一つ増え全部自分の色に塗り替えると勝ちです。6カウントあり3ポイントずつ振り分けられているので開始から負け無しで3回勝ち抜くと勝利。


 そしてステージ画面の至る処に散らばっている「エネルギーパック」と「機雷」。これを相手より如何にして早く取るか、または相手を誘導して喰らわせるかという駆け引きも面白いところです。


 何より凄いのがジャンプ力・スピード・攻撃力・キック力のパラメーターを調整出来るだけでなく、機体のカラーリング(ベース・パーツ・銃)を自分で設定できるという優れもの!

 ガンダ〇世代として育ってきた我々(おこちゃまの脳みそであのディープなストーリーは理解出来ませんでしたが)には突き刺さりまくりでした。


 余談ながら「全部のパラメーターをMAXにすりゃ最強ロボットの出来上がりじゃん?」というご意見もあるかと思いますが、特に銃は強くすればするほど一発撃つごとに減るエネルギーも増えるという始末。なかなか簡単にはいきません。



 当時まだMSXを手に入れていなかったので相変わらず触らせてもらえませんでしたwwしかしあの時の感動は忘れません。



 MSXを手に入れてから半年後かにようやく入手出来ました。するとK氏が家に遊びに来てやり込む始末。ウチの遊び時間破ってまでやりまくりやがりましたww


 このゲーム、ステージによっては銃で破壊可能な土で覆われていたりします。その中にエネルギーパックとか入っていたらもう取りたくてウズウズ!その労力の前にさっさと敵を倒したらいいのにww


 こういう時は一人でやるCPU戦よりも2人プレイでやった方が盛り上がるというもの!勝負をする前に、


「ここの壁削ってぇや」

「いくで、おりゃあ!」


 と2人の協力プレイでエネルギーパックをそれぞれゲットするのです。対戦ゲームなのに協力とは矛盾してやがりますwwしかしこんなバカな事が楽しかった。



 一方で一人プレイのCPU戦はダルい。


 全16面あるのですが、2人プレイなら一回一回の勝負で勝敗メーターが加算・減算されていくのですが、CPU相手ではカウントされず。16面をクリアしてようやく1ポイント増えるのみ。

 更にこちらは一回でも負けるとポイントを取られてしまいます。


 当時48戦して勝ち抜くまでやり抜く精神力はなく、全クリアした事がありませんでしたww



 関係ない話ですが、K氏から「今度H君(年上だけど消防だったので敬語は無し)を紹介したるわ」と言われていたのですがとうとうその機会は訪れず。

 会ったのも1~2回ぐらいしか記憶になくH氏と一緒に遊んだ事はありませんでした。こちらが転校したのが原因かも知れませんが。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る