リカーシブ・ラストスター

この世界は終末を迎えると、再び時間が巻き戻る。
終わっては元に戻るの繰り返し。
多くの人々が未来を諦め、巻き戻しを受け入れ始めていた。

それでも未来を望む者達がいる。

未来を望む組織と過去にすがる組織の対立に、映画スターが立ち向かう！

こんなハリウッド映画のような設定に心躍ること間違いなし！
本格的なアクション描写にも注目です。

変わらない過去に縋るか、それとも未確定の未来へ踏み出すか。あなたならどちらを選びますか？

どちらを選ぶにせよ、重要なのは「今」何ができるのかということ。

どの登場人物も過去や未来に思いを馳せながら、常に「今」行動を起こしています。
世界の法則に抗う彼らの…続きを読む

もし自分がこんな世界に生まれたら、全て諦めるかも知れない……。そんな状況でも、諦めずに立ち向かう主人公の話です。

SFファンタジーが好きな方に、オススメです。

ヒトの歴史が、時が、やがて「巻き戻る」とわかっている世界。その中で「巻き戻る」直前のタイミングの「最後の世代」に生まれたのなら、あなたならどうしますか――。

「巻き戻る」ことに絶望するか、「巻き戻る」のを防いで、先へ進むか。
それとも――「巻き戻る」ことを受け入れてしまうのか。
そういう――ある意味、人としての根源的な問いを抱えながら、物語は進みます。
ネタバレになってしまうので、ぼやかした言い方しかできませんが、それでも先へ進もうとする、模索する者たちと、「巻き戻る」のを受け入れて、後ろへ戻ろうとする人たちのせめぎ合いの中、主人公は戦っていきます。

「巻き戻る」のは防げるのか、否か。
…続きを読む

SFというものは基本的にその世界観の奇抜さで勝負するものと思っていますが、このいずれ待ち受ける"巻き戻り"の設定がとても面白いと思います。
SFというと一種の近未来観を感じますが、これにより逆に未来がない。こういう部分がなかなか他にはない面白さに繋がっていると思いました。

終末が来て世界が巻き戻ると知ったら、貴方ならどうしますか？
私なら、未来への責任が無い事に歓喜して自堕落な生活をしてしまうかもしれない。終末に向けて貯めていたお金を散財しまくるかもしれない。

この作品は、そんな「終末」が近づく世界で、抗う事を決めた主人公の物語です。

アンドロイドが居たり「終末」によって特殊な法律のある世界観は独特で「自分だったらどう生きるだろう？」と、ついつい考えてしまう程、読者を物語の中に引き摺り込んでいきます。本格的なSFなので、好きな人はドップリハマる事、間違いなしです！！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（406文字）

キャラの性格が好き過ぎます！
世界観も良くてドンドン次の話、次の話と気がついたら読み進んでいました！

SF読まない人にも是非読んで欲しいです！！

勿論いい意味でです！

普段SFはあまり読みませんが、巻き戻りの設定もいいし、キャラも結構濃いです笑

本格的なSFを読みたい方は是非一度読んでみてください！

損はしません！！

SFしてますねー。好きです、こういう話。
巻き戻りっていう設定自体が独特で面白いです。
この事象をみんなが知っていて、その中でどう生きていくか。
主人公が何を考えてどのように動いていくのか。
それぞれの行動理念を考えていくとなるほどなと思わされます。

お話としてはまだ序盤(レビュー時点では2章(1)まで公開)ですので★2とさせていただきますが、これから先も面白くなるであろう作品。
SF好きな方はもちろん、チャレンジしてみようという方にも読んでほしい。
続きが気になります。

異世界転生や悪役令嬢、V-Tuberなどが幅を効かせている昨今のweb小説界隈で、異色とも言えるハードなSF作品。
ハリウッドで映画化してほしいような作品です。