人類の歴史は――世界は「巻き戻る」。それがわかっているのなら……

ヒトの歴史が、時が、やがて「巻き戻る」とわかっている世界。その中で「巻き戻る」直前のタイミングの「最後の世代」に生まれたのなら、あなたならどうしますか――。

「巻き戻る」ことに絶望するか、「巻き戻る」のを防いで、先へ進むか。
それとも――「巻き戻る」ことを受け入れてしまうのか。
そういう――ある意味、人としての根源的な問いを抱えながら、物語は進みます。
ネタバレになってしまうので、ぼやかした言い方しかできませんが、それでも先へ進もうとする、模索する者たちと、「巻き戻る」のを受け入れて、後ろへ戻ろうとする人たちのせめぎ合いの中、主人公は戦っていきます。

「巻き戻る」のは防げるのか、否か。
「巻き戻る」ことに抗う意味は。
そういう問いへの答えを見出し、抱き、主人公は戦っていきます。

ハードな設定、熱い殺陣、飛び交う銃弾。
これぞまさにSFって感じで、嵌まること受けあいです。

ぜひ、ご一読を。

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