カレーハウスで食べよ
今月上旬なのにもうお金が無いよ!
散々スロットに使ったからなんだけどさ
辞められないんだよ。ギャンブルってのはさ
どこかでやめようと思っても面白くて辞められ…………
あ、そういえば開くと別世界に通じる携帯ドアを持っていたんだった。
ジャジャーン!俺のポケットの中から、携帯ドア!
ドサッと目の前に置いて、行きたいところを思い浮かべる
「ザ・マイホーム。外散歩はそろそろ疲れた。夜になったし」
ドアの中に入る
すると瞬時に俺の部屋!
あー!やっぱ我が家だなーー
にしても、何で自分はそもそも、こんなドアを持ってるんだろう……?
某22世紀アニメを思い出すわ。猫型ロボットのあれ。
今は26世紀なんですけど!
俺の名前はブラック・チロルって言うんだ。
日本人だよ?
いや正しく言うなら「日本人形」かな。
俺は造られたんだ。だからこうしてあそこから色々くすねてこうやって部屋借りて暮らしてるけど
いい暮らしだよ。あの変な王様もいないから気が楽だし。
いい方なんだけどなあれは。ただ変な体してるから好きじゃ無いというか、怖いだけ。
ーーーー研究所ーーーー
?「B・Cはここにいたか?」
?「はい。居ましたねえ。やはり都内のここに部屋を借りて、暮らしていたようです。」
?「そうか……。それ程、俺との生活が苦痛だったようかな。一日が長かっただろうか。機械とはいえ。」
?「ええー?そんな風に言わなくても。彼も国王様の良さは分かっておられるはず。」
?「有り難う。」
王様はグツグツと手作り料理を煮詰めている
グオオオオオオオオオ…………………! ! !ギュルギュルグリュッッ ドロッドロッッッ ジャララアッッッ ギュルギュル………ギャアアァァァ ギャウッッ
?「ヒッ………! ! そ、そ。そういうところは怖いんですよ、国王様!」
?「ご、ごめんな。腹が減ったんだよなあ俺も。フフ。美味いもの食いたいなあ。カレーにするよ。何か中身に入れるものを他には」
?「そのお腹の音が満足するような具材にして下さいねお願いだから!それ怖いから!」
?「はいはい。ごめんなさい。」
?「にしても、王様の手作り料理は楽しみだなあー。カレーかあ。カレーハウスってことかな。なんて?」国王様お料理も上手いから……」
そう言いながら王様は鍋の中に肉を入れた。
同時に王様の腹から声が聞こえてきた
この世のものとは思えない奇声だ。低くて、恐ろしい
「声」なのだ。この王様は何やら奇形だ。
それが理由でチロルは、王様の元を離れていってしまったのではないだろうか
終わり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます