インプルメント

草刈ってる

乗り物でジョリジョリと

この広大な緑ばたけを

ここは東欧

この緑ばたけをショリショリ擦って

健康にいい香りがする

麦畑

おばけと会えそう

だって空の色がオレンジ白なんだ

まるで地平線みたいな

つまりそういうこと

助けて

ここは東欧じゃない

異次元のどこかや

どうして自分はそもそもここに

考えてみる

そういえば自分は前の仕事、見回りを休んで違法になった

そしたら偉い人が俺の首を切って

クビってことね

そしたら何か、ここに居て、気が付いたら農業やっていた

そういえば、詰んだ麦はどこへ行くのだろう

観察してみる

車が来て、麦を乗せてどこかへ運ぶ

その車に内緒で自分も乗り込んでみる

車は発車をする

農業が離れていく

地平線を走る車

どこへ行く

どこへも行かない車なんてあるのか?

ないけど

しかし車はどこに走って行っているのか全然分からない

そこで悟ったかもしれなかった

俺は失敗をしたようだ

この車は運転手なんて誰も居ない。おかしいと思ったら運転席には誰も居なかった。空席だ。

俺は………… 閉じ込められたんだ。本物の地平線の何もない空間に


「違うぞ」


それが聞こえたのは運転席からだ

あれ?誰かいる

あの運転席に誰かいる


「君は出られたんだ。テストは合格だ。」


テストとは?何かよく分からないが、いいのか

それにしてもあの声、低くて美声だな〜

すると車はやがて、上の穴の中に入った

上になぜか穴が

久しぶりの真っ黒な空間だ。穴の中

すると今度は変わったところに出た

宇宙会議?

そして車は会場の前で止まった

運転手さんは降りる


「降りろ。君は帰ってきたんだ。また警察をやる気は、あるか?」

俺「えぇーー 見回りはもういいすよ。眠くなっちゃう。」

「そうか。では、暫く休むといい。無職でいい。」

俺「えっえっ」


運転手さんは俺の席の扉を開ける

出てこいということだ

そこで運転手さんの顔が見えなかった

声はいいのに

でもなんか覚えがあるんだよなあ〜〜


「では、またな。ここから帰り方は分かるか?後ろの道を行ったらいい」


後ろに道があった

これか

ふと見ると、運転手さんは居なくなっていた

にしても、何か、急に戻ってこれたなー

この空気感

俺はこの後、道を進むと元の街に帰ってきた

今は、のんびり内職をしている


---どういうことだったか、分かるかな?---

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