地獄の王 特別編 前編

王様へ会いに行く

俺は15歳の高校生

あの噂の地獄の王様

俺はここ、あの世へ旅行をすることが一時的に可能となっている

そういう力をくれたのはある日突然舞い降りてきた天使から

「特別にプレゼントしちゃうね!」って言われて、こういう力をくれた

俺が死んだ後の世界なんてのは、俺が死んだ後に見てみたかった感じがあったけど

死後にどうせ来るんだから別にいいかと割り切れもした

あっちの世界で色々とみて回って一番気になっていたのが地獄界だ

天国と比べて刺激がありそうだったから、地獄に来てみることにした

何でも、地獄の王様はやばい存在なのだとか

それが気になって調子の気で行ってみることにしたのだ

地獄の王様

どのような人なのか

そしてここ、地獄界

人々の叫びが聞こえてくる

何かを潰すような感じの物音も

そこの王様?

そこらじゅうをかき分けたらお城のようなところがあった

ここか

意を決して入ってみる

門で兵士に止められたけど、笑われながら入れさせてくれた

何で笑われてんだろ

まあいいけど、王様は

兵士が案内してくれた

すると目の前に王様が現れた

巨体でとてつもなく、美青年な男性だ

自分の160台の小柄な体型と比べて王様はそれより20cm以上はあるようだ

そう。180あるは確定。チビだから羨ましい気持ちになった


王様「こんにちは。何用だろうか?」

俺「あ、こんにちは王様。あの、俺、なんとなく来てみました〜。」

王様「ほう。悪いが俺は今仕事中で忙しい。何でもないなら後にしてくれ。」

俺「あ、いや、王様の好みの女性が知りたいです。」

王様「花華。」

俺「へっ?」

王様「いや、何でもない。心の強い女性だ。これでいいだろう。じゃあな。」


俺は王様の好みの女性を聞いたようだ

なるほどなるほど

何だか満足したので、俺も帰ることにした

地獄の王様、雰囲気は確かにそれっぽかったな

ファンタジーのような感じの雰囲気。見た目もかっこよかったし

ただ、やっぱり何かお茶目な一面もあるかも

地獄界の王様というからもっとこう、残虐なイメージだったけどそうでもなかったな

俺は満足した気持ちで現世に帰る

夢から覚める感じだ

うーん いい目覚めだ

世界を見てみると、何か違和感を感じた

どこかで誰かが俺のことを見ているような気がする

まさかな

俺はストーカーされるほど何かがよくもないよ

待ってくれ

俺は外へ出る


続く

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