穴掘り 2

目が覚めたら僕は、どこかの病室みたいなところにいた。

どこだここは?

辺りは暗めだ

周りには誰もいない

取り敢えず、この部屋を出る

するとまた暗めの通路だ

ここは、病院、なのか?

それっぽい雰囲気だが……

辺りを見知ることもなく、散策をする

妙な場所だな…

病院っぽいのにそれらしくない。廃墟かな

やがて、出口というか、エントランスに出た


帰れるか

ドアを開ける

すると目の前に不穏な笑みを浮かべた美青年がいた


「おめでとう。ここから出られた。帰るかい。」


そう言った美青年は自分の後ろの道を開けた

帰れるのか

僕は無言でその道を行く

青年を通り過ぎる時、その背の高さから何かを思い出す様な気がしたが気のせいだと思い込むことにした

道は、辺りは暗い夜の道で、周りには何もない。平原だ。

平原……

何かおかしい

いくら歩いてもずっと平原しか無く、何も見えてこない

変だ

お腹が空いた

お腹が空いた

お腹が………

意識が朦朧としてきた時に、目の前に何かが現れた

人じゃないようだ。

風貌的に、悪魔そのもの

するとそれは僕の首元に凶器を当て

引き裂いた

視界は急に平原の地面に横になった

僕は、一体どうして…………?


悪魔「エスユー様。男を抹殺致しました。」

エスユー「あぁ。いいね。この男も、あの部屋で切り開こう。」

悪魔「私も少し頂きたい。」

エスユー「いいよ。分けよう。また食材が増えたな。あの部屋に入られるなんて、君もすることは悪いね。」

悪魔「あの男の部屋に置き手紙で場所を書いてやったのは正解だった。見事、食らえた。」


この後、二人は料理を分かち合うのであった………


end

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