コーヒー専門店 エス・ユー 3

お兄さん助けて

そう言ったらいくらかは気が落ち着く

何でああも肥えている人がいるのか

しかもそういう自分をナイスバディだなんて思ってるダサさはどこから来るのか

性格も図々しくて最悪だね

死ねよって思う

太るな豚女が

そう思えば幾らかは気が楽になる

すると目の前に何か扉のようなものが現れた


何これ

思い、入ってみる

するとそこはお店の中だった

見た目の良い雰囲気のお店。そしていい香りも漂ってくる。コーヒーの香りだ

え どうして私はコーヒーのお店にいるの


すると店の奥から店員さんがやってきた


店員「いらっしゃいませ。」


いい声だ

何故か全身を着被っているのが気になったが

悪い人ではなさそうな気もした

私はどこかの席に掛ける

そしてメニューを見る

どうやらコーヒー専門店のようだ

色んなコーヒーの品がある

そして私は呼び鈴をしようと思ったが そういったものは特にない

つまり、呼ぶ式なのか


私「おーい 店員さーん」

店員「はい。ただいま。」


店員さんが直ぐにこちらに来てくれた

驚くスピードで


私「あ、、、、 これ下さい。」


私はメニューの中のオレンジ系のコーヒーを頼んだ


店員「かしこまりました。少々お待ちください。」


店員さんがさっそうに店の奥へ入って行く

私はドミノをしながら待つ

店員さんがコーヒーを持ってきてくれた

オレンジの香りがするいい香りだ

これがいい味を引き出すのかな


店員「では、ごゆっくり。」


店員はまた中へ戻っていった

飲んでみる

最初の一口

美味しい

蜜柑の味とコーヒーの味がうまい具合に合わさっている

柑橘系の爽やかさとコーヒーの濃厚さの混ぜ合わせだ

美味である

癒される


店員「落ち着いた?」


! ?


いつの間にか店員さんがすぐ隣にいた

びっくりした


店員「気が上がって愚痴を頭の中で言っていると 緩和されるよね。こうして飲み物を飲んでリラックスをすることも大切なんだよ。」

私「あ、確かに。」


正論だ

頭の中で愚痴るのは確かにリラックス効果があるが こうしていい香りで楽しむのもありだよね

すると頭の中が蜜柑の畑で染まったような気がした


店員「さあ これからお部屋へ戻るんだよ。今回は私が偶々見たから大サービスだ。お代はいいし、送っていってあげるよ。」

私「あ、お願いします。有難う。」


私はこの店員の言うことが何故か恐ろしく感じた それがこの時

すると目の前に何やら光の扉のようなものが現れた

これは、、、

人のなせる技ではないが、安心して扉を開けて

自室へ戻る

すると扉は消えていった

何だろう

気持ちが落ち着いている

何者にも負けない気がしてきた

明日もまた、頑張るぞ


店員は店の中で、その客の様子をモニターで見ていた


店員「世の中辛いことは沢山あるよねえ。溜め込みすぎるのは良くないことだ。こうして自分の癒されることをやってみるのも救いの手段だよ。」


店員はニヤッと笑った


終わり

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