俺の子供が欲しい。俺の遺伝子を持った子供が。2

朗「ええ………?!」

女性「いいですよ。うん。」


何をどう言ったらいいんだ?まさかこういう返答が………!


女性「但し、一つだけ確実に約束をして欲しい事があるんです。」

朗「それは?!」

女性「生命を軽く見ないで下さい。自分が父親になるのだという自覚を持って、子供のお世話を確実に仕切って下さい。生まれた子は貴方がお父さんです。母は私でも、産まれてきたらきちんと子供を引き受けて下さい。それができますか?様々に大変だよ。そこまで生きておられて、子供を孕んでくれる女性がいなかったということは貴方にそれなりに理由があるはずなんだ。きちんと子供のお世話ができる?できないのなら、その要望は聞けませんね。」

朗「はい!もちろん!しっかりと可愛がりますとも!」


俺は躍起になった。まさかこんなことが人生に起こるなんて

女性「では貴方の子を孕み、正式に妊娠をして育てましょう。また日にちをお教えしますので、御連絡先を教えてなのね。」

俺は浮かれながらも、女性に連絡先を教えた。

夢?夢かこれ?

そればかりが頭を回った

そして俺は家に帰り、女性と会う日を楽しみに待った

そして当日


女性「こんにちは。今日は天気がいいなあ。」

俺「うん。そうだねえ。」

俺は浮かれている

女性「いい?これから朗さんの赤ちゃんを作るけど、そもそも子供が出来るというのは奇跡なことなの。ある日に従って事を行うの。それは私達女性が一ヶ月に………」

俺は浮かれて言葉がよく聞けなかった。

俺の赤ちゃん。

俺遺伝子を持った

俺の、子供…!

ニヤニヤが止まらない

女性「………それなので、今から始めるね。いい?」

俺はうんうんと頷いた


そして俺たちはその儀式ということを行った。

女性の言うとうりに言われるままに

終わった後は何となく「これで終わったのか?」とぼんやりとしたが、それでいいようだった

そして俺たちはまた帰った。

その3週間後だった。その天使の祝詞が降りてきたのは。


女性が、妊娠をした。俺の子を。

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