教えてやるよ。その頭に
イツデモイケル
ジブンハコノトキヲマッテイタ
ミコトヲコロシタアノヤロウヲ
サツガイスルンダ
ナイフヲテニモツ
カバンノナカニカクシテソトヘデル
サアテ!ユルシヲナキナガラコウノヲミルノガ タノシミダナ!
タイヨウハイツノマニカマウエヘトアガッテイタ
あれ?
何でこんな早朝に太陽が真上にあるんだろう?
ああそうか。俺は江戸時代からタイムスリップをしてきた武士なんだった。
ああー、何かこっちの時代に慣れてから外の景色の感覚が狂ってるな。太陽は、そもそも動くのが当たり前だ。いくさしてないんだから太陽をじっくりと見る時間に気を奪われやすくなった。こうして見ると割と直ぐに動くものなんだよなあ。
でも妹の美琴を殺害したのは同じくこっちの時代にタイムスリップをしてきた敵国の武士だ。殺すもんは殺すよ。
という願望を胸に宿してから2年ほどになるんだが
あ!あれは、あの武士じゃないか!妹を殺した
何でこんなところに 俺の住所も知らないのに
「オガクニ。もうワシは殺せないぞ。」
俺「何でだよ?!そうやって現に、生きてるんじゃないか!俺はその命をこの手で……」
「見ろ。」
するとあの野郎は上半身の服を脱いだ
すると腹が巨大な風船の如く膨らんだ
「こっちの時代に来てからすっかりと餓えに困らず、こんなになってしまったんだよ!」
俺「まじかよ。テレヴィに出てくるあれじゃないか!」
笑ってしまった。あれは何という不健康な
「言葉も既にこっちの時代に慣れているし、こっちで憎しみなんて無くやろうぜ。俺みたいに贅沢しまくっていいからさ。」
俺「…………」
こいつはいずれ死ぬだろうな。そう確信した。なら、俺が直接手を下さなくても、不健康で苦しんで自然死するのもいいかなあ
そう思った いやしかし 妹の仇 無念を晴らしたい
俺「そんなに俺が憎いならこうしてやるよ」
するとそいつは急に体が膨張した!
何だ?そんな技があるものか?この時代にも
するとみるみる体が膨張をしていき、破裂した
そしてそいつは死んだようだ
????
事態が飲み込めない
しかし何となく、胸の内が晴れやかになっていた
そいつの体があったところに何かいる。白い煙のような
その煙は徐々に人の形を作っていき、少女の姿になった
俺「美琴!」
すると妹の魂はあいつの肉体、飛び散ったあいつの肉体らを食らいつくす
美琴「ゴメンネオニイチャン!ジツハワタシ、コノオジサンノニクガモトカラコノミダッタカラアエテシンデコウイウホウホウヲトッタノ!」
俺は呆気にとられた
胸の内にモヤッとしたものが起こったような気がした
終わり🫣
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